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IN USA 4

2015年7月1日

IN USA 4

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飛行機の中から砂漠に囲まれたラスベガスの街を見たときは感激しました。今まで見たことのあるアメリカの都市とは全く違う佇まいで、こんな所によく街を作ったものだと思います。
ラスベガスに到着してすぐに観音寺をお参りしました。つつしんで御宝前に読誦、唱題をし、遠いこの地において一読できたことを心から嬉しく思いました。御住職(北米開教区長)と奥様が出迎えて下さり、色々なお話を伺うことができました。
開教師は日蓮宗に派遣されるという立場にあるので、ユタ・シアトル・ロサンゼルス・ラスベガスと各地を転任なさったとのこと。ユタ駐在時には、管轄が広く、アイダホ州やコロラド州などの信徒宅を泊まりがけで訪巡したとか、シアトルではお寺の資金作りのために、ばら寿司、お饅頭などを作ってバザーを開催したり、青森で習得した和讃(三宝諸尊に和語を用いてほめたたえる讃歌)を世界中に弘めるため、シアトルやロサンゼルス、殊にはイタリアまで手ほどきに行ったなどなど。御住職は「ラスベガスはギャンブルだけの街ではありません。毎月のようにコンベンションが開催されています。そのほかショッピングやショー、国立公園に行くためなどで世界中からたくさんの人が訪れます。その各国から来られた旅行者たちがネバダ観音寺に立ち寄り、お題目と結縁してもらい、幸せな人生を送れるよう願っています。」と仰っていました。
夜になると、目が痛くなるほどのイルミネーションが光る街で、ショーを見て、ちょっとだけ、カジノでスロットマシンやルーレットを体験しました。翌日は、6時間車に揺られグランドキャニオンへ。素晴らしい景色に感動。再びアメリカの大自然に圧倒されました。
布教活動だけで、寺院・教会を維持できている開教師、国際布教師の方々は、ほとんどいません。日本語教師や、リムジンの運転手をしながら、一所懸命に活動しています。「もっと北米に仏教が、法華経が弘まって、握手ではなく、合掌が当たり前になるよう頑張りたい」という言葉が印象的でした。法華経・お題目はその教えが普遍的な教えである限り、文化や言語が違っても、日常に密着した役割があるはずです。そして今回お手伝いさせていただいた「唱題行」が日本とアメリカを結ぶ、架け橋になってくれることを願ってやみません。 (終)「達彦記」

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