In USA
2015年5月1日
In USA
先日、アメリカ合衆国ヘイワードにあるNBIC(Nichiren Buddist International Center)で、北米開教区教師研修会が開催され、研修会の講師お手伝いとして、私も同行して参りました。
10時間のフライトで、サンフランシスコに到着。ヘイワードはそこから車で1時間の町です。ホテルに荷物を置いて早々案内されたのは、ステーキ屋でした。450グラム以上のT-bornステーキに、大量のポテト、サラダなどが出てきて、あまりのボリュームに圧倒されました。テーブルの上のバケツには殻付きのピーナッツが入っており、殻をむいて、そのまま床に投げ捨てながら食べるようで、当然床はピーナッツの殻だらけ。早々に絵に描いたようなアメリカを体験しました。
食事をしながらの話題は、アメリカにおける仏教の状況についてです。現地教師はこう仰っていました。「アメリカは平和を唱えていますが、ご存じのとおり軍国主義で、戦争反対とはいえない国です。そんな中、湾岸戦争以降キリスト教から離れていく人々が増えました。例を挙げると、カトリック系の学校の減少です」。
そもそも政教は分離しているべきものだし、単純にアメリカにおける宗教離れも原因と思われますが、争いごとが多い時代、キリスト教が救いを求められていない結果ではないかと想像されます。現に研修参加者の中には、湾岸戦争からの帰還後、改宗し出家した教師がいらっしゃいました。
今こそ、争いごとを嫌い、寛容で穏やかな仏教の「頑張りどころ」なのではないでしょうか?「つづく」
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