東京都西部宗務所 檀信徒団参
2012年2月8日
中山・柴又団参レポート
西部宗務所主催の檀信徒団参に参加しました。大型バス七台の大所帯です。 高速道路がスムーズに流れていて、予定よりずっと早く中山法華経寺に着いてしまい、ご祈祷を受けるまでしばらく待つというハプニングはありましたが、その間に奥の聖教殿(宝物堂)を見に行くなど散策することができました。この聖教殿の鍵は三人が持っているそうで、三人揃わないと開けられないとのこと。そしてその鍵のひとつを本納寺の総代さんがお持ちだというお話を聞き、なんだか誇らしい気持ちになりました。
いよいよご祈祷を受ける順番が回ってきました。御堂に入る前に、ひげも髪も伸びた行僧さんから説明を受けました。この行僧さんが、ガラガラ声なのにものすごく良くとおる声の持ち主で、後ろに方にもはっきり聞こえて驚きました。毎日大声で修行なさっているからでしょうか。
ドキドキしながら中に入り、周りを囲んでいるたくさんの行僧さんの間を通って座ると、正伝師御導師のもと、迫力のご祈祷が始まりました。前屈みに頭を下げている私は、頭上でどんなことが行われているのか見たかったのですが、キョロキョロするわけにもいかず上目遣いに目玉を動かすのが精一杯でした。各人お経の筒で背中を祓ってもらい、バン!と叩いて頂くと終了です。
ここ荒行堂では、粗食と3時間の睡眠に耐え、法華経読誦と1日7回水をかぶる水行があるそうです。行僧さん達はこの寒さの中みんな裸足でした。強い精神と体力がないと100日間も続けられないでしょう。ご祈祷して頂いて気持ちが引き締まりました。
さて、中山をあとにして、次はお楽しみの柴又散策です。まずは題経寺で帝釈天お開帳のあと、素晴らしい彫刻の数々を見学しました。柴又のメインは寅さんかと思っていたので、あまりの緻密な彫刻に「もっとこれを前面に出して宣伝すればいいのに」と言う声も聞かれました。
そうはいっても、やはり高木屋で草団子などを食べ、駅前の寅さんの銅像と写真を撮り、柴又を満喫して帰ってきました。(Y)
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