「爆発」Impressions
2018年12月1日
2018年12月1日
2018年11月16日
「爆 発」子供科学実験教室
アップするのがだいぶ遅くなりましたが、子供科学実験教室レポートです。
今年も子供科学実験教室が開かれました。
例年より男子の参加が多かったのは、今年のテーマが「爆発」だったから?
室内での実験のため、先生はアクリル板で作った箱を用意して、安全第一で進めていきました。「これで火事になったら本当に本納寺の変になっちゃう」なんて冗談を言いながら。
トレイに吹き付けたエタノールに火を付けるところから始まり、エタノールをアルミ缶に入れて蓋をして火を付ける、スチールたわしに火を付けて燃え方を見るなど、段階を踏んで行きます。休憩時間にはポップコーンメーカーで作ったポップコーンを食べたりも。
その後は、小麦粉を爆発させる粉塵爆発で盛り上がり(どうやったら小麦粉に火がつくか散々みんなで考えました)、最後は一人ずつ「水を少し入れた空き缶を熱して、逆さに水につけると音を立てて潰れる」実験をしました。
まとめで、2014年の御嶽山噴火の動画を見て、これが今日やった水蒸気爆発と同じものだったこと、2018年の白根山噴火は、さっき食べたポップコーンと同じ原理の噴火だったことを学びました。
初めて間近で見る爆発に大興奮!最後の方は低学年の子たちには難しい話になってしまったところもありましたが、3時間半、みんなよく頑張りました。
2018年10月19日
爆笑お笑いライヴ
10月17日の本納寺お会式には奉納公演で『しゃもじ』をお呼びしました。
30人くらいでワンマンライブを見るという贅沢な趣向!
沖縄の話を絡めた自己紹介から始まって、漫才を中心に40分くらい爆笑の連続の時間を作ってくれました。
ご年配の方から高校生までの幅広い年齢層に、それぞれ「面白かった」と言わせる、流石の力量。
お笑いを間近で見るのが初めての方が多かったのですが、みなさん「楽しかった」「テレビと違って生は迫力も伝わってきて本当に面白い」と大好評でした。
『しゃもじ』のお二人は気さくで礼儀正しく、とてもいい方たちで、また数年前に雑司が谷にお住まいだったということで親近感も湧きました。
公演後は例年通りすいとんの振る舞いがあり、食べ終わった頃には、しゃもじのお二人が快く一緒に写真に収まって下さたりもして、楽しい夜となりました。
2018年9月16日
古版木の
本納寺にてご所蔵の「法華経」及び「辨才天女像」版木2点の再摺についてこのたび、以前よりお付き合いのあった本納寺住職よりお話をいただきました。
私どもアダチ版画研究所(東京・目白)は、江戸時代に浮世絵制作の技術として発展した伝統木版技術を継承する彫師・摺師をかかえる工房兼版元として昭和初期より活動をしております。現在、この技術を使って摺るものとしては、浮世絵の復刻版や現代木版画など多色刷のものが中心となっています。
しかし、この伝統木版技術の歴史は、古くは奈良時代の仏教の経典を印刷したことに遡ります。多くの人々に仏教を流布するために、大量に同一ものが作れる木版技術が使われていたのです。まさに、今回のお仕事は、我々の技術の原点に戻り、和紙に墨一色で摺るという基本をさせていただいたことになります。
再摺の版木2点は、その目的からもわかるように大量に摺れるように、摩耗しにくい、堅い山桜の木が使用されています。作られた年代を特定することは困難でしたが、摺った際のかすれの具合から、かなりの枚数が摺られたことは、容易に想像できました。
今回の再摺を通し、摺本を多くの人々が手にし、信仰の支えとなっていた様子を垣間見ることができました。伝統木版技術を継承する私どもにとりましても大変意義深く貴重な経験をさせていただきました。
2018年8月15日
法華経版木が再摺されました
本納寺の内玄関に飾られている法華経の版木と、本堂辨財天像の脇に置いてある版木を、このたび再摺いたしました。
お身内のご法事で寺においでになった、立正大学仏教学部学部長の寺尾英智先生に、法華経版木再摺の構想をお話しし見て頂いたところ、「あまり古くなると摺ることができなくなってしまうから、できるうちに」」と勧めてくださったことがきっかけとなりました。先生は、お忙しいにもかかわらず、この版木の年代や特徴なども調べてくださるとのこと。詳しいことが判明したら、また寺報にてご報告いたします。
作業は目白のアダチ版画研究所に依頼しました。
今回再摺された法華経は大玄関に飾ってあります。
まだ調査中ですが、現在わかっていることは以下のとおり。
・版木の本文(読み仮名)の特徴は「慈海版」という版木の特徴と一致する(先々代の『法華版経の研究』を参照)
・手元にある天保の「慈海版」の写真と版面を照合した結果、形態は一致したが、文字の形の細部に小異がみられる
・「慈海版」版木には元禄版・天保版が知られるが、ほかにも元治版や明治版が存在するようである
・以上の事柄から、天保版以外の「慈海版」である可能性が高い。確定するには元禄版をはじめとする諸版との詳細な照合が必要である
2018年7月23日
雑司ヶ谷ナス収穫
「雑司ヶ谷ナスをまた雑司ヶ谷で」という思いから始めたナス栽培。おかげさまで毎週数個ずつ収穫できています。
お盆のご法要のお供えを目標に「頼むよー」と声を掛けながら水やりをしていましたが、そうそううまくはいかないもの。お盆法要の日には、取るには早い小さいナスばかりでした、、、
初めてのナス栽培で上手く育つか心配でしたが、たくさんの方がいろいろ教えて下さり、無事に収穫できて嬉しいです。
さて、お味の方はというと・・・絶品です!自画自賛!
「雑司ヶ谷ナス」は、この江戸東京野菜のひとつです。別名を「山ナス」といい、江戸から大正時代にかけて雑司ヶ谷地区一帯で栽培され、味が良いと評判だったそうで、徳川幕府に献上されていたという記録も残っています。
2011年にJA東京あおばが、農業生物資源ジーンバンクからタネを取り寄せて栽培を開始、「雑司ヶ谷ナス」が復活しました。
2018年7月4日
夏休み自由課題の宿題に最適
“爆 発”
今年の科学教室ではドカーンと、派手な現象をテーマにします。
それは、、、爆発!
世の中で起きているいろんな爆発現象を、目の前でわざと発生させてみましょう。
記
日 時:平成30年7月30日(木曜日) 9時から12時まで
場 所:本納寺信徒室
対 象:小学1年生〜6年生 (中学生・付き添いの方の見学可)
定 員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
会 費:500円(軽昼食付)
持ち物:筆記用具
参加ご希望の方は、本納寺(03-3971-4384)まで、お電話にてお申し込みください。
お名前、学年、参加人数をお知らせください。
講師紹介
小森次郎(こもりじろう)1969年練馬区生まれ。地学系の学科を卒業後、ダムや発電所の建設前に行う地質調査の会社(地質コンサルタント)で働く。その後、大学の実験助手、大学院生、小学生理科実験教室講師、大学非常勤講師、ブータン王国への国際協力派遣(JICA専門家)。現在は帝京平成大学で自然環境、地学、博物館学の科目を教えてます.ツイッター「jirokomori」.
2018年6月12日
江戸東京野菜「雑司ヶ谷ナス」
昨夏のことです。「雑司ヶ谷ナスについて教えてほしい」と、高校生が訪ねて来ました。私は、「雑司ヶ谷ナス」という名称を聞くのも初めてだし、何も知りませんでした。
そこで、その場で学生とPCで調べてみたところ、江戸東京野菜のひとつに「雑司ヶ谷ナス」というものがあることがわかりました。早速JAに電話をかけ、江戸東京野菜に詳しい担当の方に話をきくことができました。
江戸東京野菜とは、江戸時代から東京に至る中で、江戸市中や近郊で栽培されてきた野菜(練馬大根・吉祥寺の東京うど・新宿の内藤唐辛子など)のことです。子どもでも食べやすいように 品種改良されている現代の野菜と異なり、 野菜本来の味を楽しむことができます。
「雑司ヶ谷ナス」もそのひとつで、別名「山ナス」と呼ばれ、江戸から大正時代にかけて雑司ヶ谷地区一帯で栽培されていました。
現在、豊島区といえば池袋副都心のイメージで、農業とは無縁な感じがしますが、かつては農業が盛んに行なわれており、江戸時代、徳川幕府に献上されていた記録も残っています。
JA東京あおばでは、農業生物資源ジーンバンクからタネを取り寄せて栽培を始め「雑司ヶ谷ナス」を復活させました。現在は練馬や板橋の一部の農家が、少量ながら栽培をしているとのこと。
そこで「雑司ヶ谷ナスをまた雑司ヶ谷で」という思いから、当山の門脇で栽培を始めました。お盆のお供えにしたいと思っています。なにぶん素人なので、上手く育つかわかりませんが、収穫できる日を楽しみに水やりをしています。
このナスは、小ぶりで皮がかたく、味は甘い。熱を加えると、とろみが出るのが特徴だそうです。
2018年5月21日
写経会200回記念ー池上団参
3月25日、本納寺写経会200回を記念して、池上本門寺に参拝しました。
本納寺出発組の我々が、少し余裕を持って集合時間の30分前に現地に到着したところ、ほとんどの方がすでに集まっていたという・・・。いつも「住職待ち」ですみません。
晴天で暖かい日曜日の午後、ちょうど桜も見頃ということもあって、境内は大勢の参拝者で賑わっていました。ご開帳まで時間ができたので、桜を満喫しながら五重塔や力道山のお墓などをお参りすることができました。
ご本堂に入ると、大変お忙しい中、本納寺参拝団の為に、貫首の管野猊下がおいでくださり、お経頂戴をお務めくださいました。また、有り難いお話も頂戴でき、一同大感激でした。
その後は霊寶殿(宝物館)へ移動です。ここには当山の先々代、兜木正亨師が収集したものが「兜木コレクション」として納められています。今回はその中から、日蓮聖人真筆『御所御返事』や平安時代前期の写経『妙法蓮華経巻六』など、多くの貴重な文化資料を拝観することができました。霊宝殿の安藤主事が、写経の変遷や各時代における写経の特色などをわかりやすくご説明くださり、理解が深まる有意義な時間となりました。
「参拝後は名物の葛餅でも」と、それを楽しみにしていたのですが、本門寺付近の茶屋はどこも閉店時間が早く、まさかの16時半オーダーストップということで、泣く泣くまっすぐ帰宅したのでした。
2018年5月2日
2018年4月5日
本納寺団体参拝旅行
二日目は北陸本山の滝谷妙成寺に参拝です。境内に十棟の国重要文化財がある立派な寺院でした。祖師堂でご開帳をして頂いた時は、広く天井の高い伽藍ですから冷たい空気が出入りして、北陸の寒さが身にしみました。導師をして下さったお上人は、学生時代、卒論の担当教授が本納寺の先々代だったそうで、このたび本納寺団参が伺ったことをとても喜んでくださいました。また、学期の途中で先々代がイギリスの大英博物館に呼ばれてしばらくいなくなってしまい、途方に暮れたと笑いながら話してくださいました。「新幹線が開通して以来、金沢は観光客がとても増えたけれど、能登の方にまではなかなか足を延ばしてもらえないのが残念」ともおっしゃっていました。遠いといっても金沢から車で一時間ですし、途中の景色も海や山が綺麗なので、みなさま、是非一度お参りください。
ご高齢の参加者も多いので、なるべく歩かないルートを考えたつもりの旅行ですが、お寺の境内はどこも階段があったり、庭園を散策したりもして、終わってみると結構な距離を歩いたことになりました。それでも、元気いっぱいの皆さんの頑張りのお陰で脱落者も出ず、事故もなく、今回も楽しい団体参拝旅行となりました。(Y)「終」
2018年3月17日
本納寺団体参拝旅行
11月21日から1泊2日団体参拝旅行で金沢に行って来ました。ご参加の皆さん、午前3時前から目が覚めてしまったという気合いの入った方々ばかり。新幹線に乗り2時間半で到着した金沢は、前日まで雷が鳴りみぞれが降っていたというのが嘘のような快晴でした。
早速、忍者寺として有名な妙立寺へ。ここは前田利家が建立した祈願所を利常の時代に移築した日蓮宗のお寺で、29もの階段や落とし穴などがある複雑な作りの出城仕様のお寺です。他の観光客と一緒に見学の後、本納寺の団体だけでご開帳をして頂きました。
続いて日本三名園のひとつ、兼六園へ。青空に、紅葉の赤や黄色、雪吊りの松が映えて、それは見事でした。レンタル着物でおめかししたお嬢さんたちも、そこここで散策していて華やかでした。それから卯辰山にそびえる妙善寺の大きな日蓮聖人銅像をお参りして、先代の生家である全性寺に立ち寄りました。通りから入った路地のひなびた風情、門に下がるたくさんの草鞋、境内の紅葉・・・。本堂で愛染明王、摩耶夫人の像も見せて頂き、一同大喜びでした。そのあと近くのひがし茶屋街を散歩して、宿に向かいました。夕日の沈む千里浜ドライブウェイの波打ち際をバスで走るという楽しい体験もしました。
「和倉温泉は美肌の湯」と聞き、夕食前、寝る前、そして朝食前の合わせて三回しっかり入りました。(Y) 「つづく」
2018年2月16日
本納寺修行体験
昨年暮れ、このたび池袋にありますインターナショナルスクールの生徒さんが修行体験に本納寺を訪れました。
五日間の日程で、読経、唱題行、写経をはじめ、本堂の雑巾掛け、境内・墓地の掃き掃除、仏具磨きなど寺の日常を体験し、大変真面目に楽しそうに取り組んでいました。
唱題行・朝夕の勤行では正座の経験の少ない今どきの若者なので、当然もぞもぞ落ち着きませんが、痛いのを我慢して毎日頑張りました。
感想
M・Y 17歳
この世界で私達は、永い時間の中で生死に翻弄されながら、矮小なことに全力を注いで生き存えていると私は感じた。諸行無常を痛感した時である。しかし私は「矮小なことに全力を注ぐ」日常生活で、自分自身に多々悩まされていた。
それは、すぐに概念的思考に意識が傾き、生活能力が致命的であり、時間の流れを忘れて質と速さの平衡を考えずに行動してしまうということである。つまり、実際的能力が皆無なのである。
修行体験は、このような生活に根ざした深刻な問題を洗い出して直視し、直ちに克服せねばならないと実感する機会を私に与えてくれた。さらに、この実際的な自分の欠陥を克服するには、中道が大切であり、自己に打ち克ち、自分自身とそれ以外の垣根を崩すことが重要であることに気づかせてくれた。これは即ち生死にまみれた永い時間の中で自分を向上させるための道である。
修行体験は、この道と日常生活がもはや不可分であることに気づかせてくれた。
2018年1月22日
もちつき大会29年
今年も天候に恵まれたもちつき大会は、お檀家さんのお子さん、お孫さんをはじめ、近所の子供達、外国からの観光客など、大勢の方々でにぎやかな一日となりました。
もち米が吹き上がるまでの間、釜の火で焼きマシュマロをしたり、お芋をアルミ箔に包んで焼き芋にしたり、おもち以外の楽しみもありました。
恒例になった子供企画、お仏壇用の「ミニ鏡餅作り」が終わると、つきたてのお餅がお皿に並べられました。からみもちの定番、あんこ、きなこ、大根おろしなどに加え、今回から新メニューの「ごま」が登場し、大人気でした。
当日集まった募金34,360円は、日蓮宗東京都西部社会教化事業協会を通じて熊本に寄付いたしました。