本納寺子供科学教室
七月二十六日、東京都多摩市にある「日本食品分析センター多摩研究所」へ見学に行ってきました。大人十一名、小学生九名が参加です。
月曜日で、社員の皆さんが普通にお仕事をなさっている中、係の方が「異物分析」「糖分分析」や「毒分析」の部署などを案内して下さいました。最新鋭の機械が並ぶ部屋で「何十キロもの貝を集め何ヶ月もかかって毒を採取するが、採れるのは数mg」という説明を聞いたり、ルミナール反応の様子を見せていただいたりしました。専門用語がたくさん出てきて、子供達には少し難しかったようですが、めったに入れない場所にいるという特別感に大満足の様子でした。
「食品安全委員会」ビデオを見た後は質疑応答の時間です。普段気にしている食品の安全についての疑問が次々にあがり、センターの方がひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。
世の中で普通に買える食品は安全だが、偏ったものばかり食べる「ばっかり食べ」などせず、摂取許容量などを自分でもきちんと把握することが大切であることを学んだ2時間でした。
参加者からの感想
沢山の研究室があって、びっくりしました。
私の家のそばには理化学研究所があって、年に一度見学にいきますが、そこととても似ていました。理研で習った、クロマトグラフィーが毒の分析に使われていて面白いなあと思いました。
食べ物にはいろいろな毒が含まれているのも知って、毒は人が作り出すものというかんじがしていましたが、自然界にも色々な毒があるというのが、不思議で、少し恐くなりました。
異物を調べるところでは、血液反応を調べる実験をしてもらいました。 ものすごく泡がたって、面白かったです。
10円玉を顕微鏡で見たときは、初めは何かわかりませんでしたが、色や凹凸も3Dのように見える顕微鏡がすごかったです。
このセンターがあるから、私達は毎日安全なものを安心して食べることができるのだなと思いました。このセンターがあるから、私達は毎日安全なものを安心して食べることができるのだなと思いました。 私は理科が大好きです。特に実験が大好きなので、いつかこんなお仕事をやってみたいなと思いました。(小5)
短い時間でしたが、大変有意義な時を過ごさせていただきました。 母になり、毎日一番気を使っているのが、やはり子供たちに身体によい、安全なものを食べさせるということです。
その食の安全がいろいろと問題になっている中、日本の基準がとても厳しいというお話には安心いたしました。
私達の食卓は多彩になり、いろいろな食材がスーパーに並び、いつでもどこでも好きなものが食べられる便利な世の中になってきました。
でもその反面、リスクもあるのだということをいつもしっかり頭に入れて家族の健康を守っていきたいと思いました。ありがとうございました。(保護者)
今回は日本分析センター多摩研究所に来て楽しい思い出が作れました。 ぼくが一番印象に残ったのは、ルミノール反応と顕微鏡の3D画像です。 なぜなら刑事ドラマなどで見るものを生で見られたからです。だからルミノール反応が一番です。
3Dはへこみもでっぱりも見ることができるというのもすごいと思いました。 日本分析センターはすごい×1000です!
なので、もっともっと研究して、日本・世界、いや銀河のためにがんばってください。(小5)