今年もやってきた「おもちつき大会」!
2013年12月4日
2013年12月4日
2013年11月11日
房州団参紀行
初めて団体参拝に参加して 宮川照正
7月の信行会の帰りに、信行会参加の仲間から「9月3日・4日に本納寺の団体参拝旅行で千葉の鏡忍寺、誕生寺などを参詣するのでご一緒しませんか?」と誘われた。何か都合があったのだが思い出せない。カレンダーにも予定を書き込んで居ないので、参詣に連れて行って頂く事にした。
当日第一集合場所は本納寺横の線路際。三三五五集まり、第二集合場所の池袋東口へ。皆様マナーのよい事、池袋駅前を予定より少し早く出発。護国寺から高速道路に乗り、アクアライン経由で木更津へ向かう。海ホタルで小休止。展望台での景色は360度のパノラマ。とても綺麗なので、その光景を数枚カメラに収めた。
第一目的地の鏡忍寺へ到着すると、既に駐車場には東京西部地区寺院のバスが勢揃いしていて、本納寺は8号車に指定されていた。用意して頂いた本納寺の輪袈裟を着用し全員参列。小松原法難750年に合わせ改装なった祖師堂には250人にもなった由、9月にも拘わらず大勢の熱気で汗が胸元迄つたって来るのがわかるほどの暑さ、扇子や団扇では間に合わず。正装のお上人はさぞ暑さも一入であろうと愚見した次第。荘厳のうちに法要は終わった。
また法要の後、小松原鏡忍寺縁起を語られたお上人の名調子は、講談でもお聞きして居る様な心持ち、日蓮聖人を助けんがため、千年槙の木に降神された鬼子母神様のお話など、場所柄も弁えず暫し聞き惚れて出来うればテープに吹き込んで置きたい程であった。
刀剣で切られ血の付いた布(衣)など、当時の貴重な数々の品も見せて頂く事が出来、幸せでした。凡夫の身、思う様に書き顕すことが出来ぬのが残念である。
第二目的地の誕生寺には本納寺が真っ先に出発。誕生寺前のホテルにて昼食後、徒歩にて誕生寺に。門を潜れば両側に石燈籠が林立しており壮観である。本堂は平成3年に建立されたそうで、堂内を見上げれば格天井になっており、石川響画伯による植物・花の絵が82枚。霊山浄土とは此の様な所であろうかと、つい見とれて仕舞う程の素晴らしさであった。客殿は宮家の接待所にもなるという程の総桧木造りで、回廊を通り拝観することが出来る。格式のある建物は素人でも覗い知ることが出来た。一般観光客には此の様な処迄見せて頂けないのではないだろうか。
ホテルは海に面し、8階の部屋からの眺望は太平洋が一望できる。屋上にある大浴場で日中の汗を、海を見ながら流し、夕食まで暫し雑談タイム。六時少し前、房総半島の山の彼方に茜色の夕日が落ちていき、さながらサンセット鯛の浦と云うところであった。次の日の予報はよくなかったが、我々に遠慮したのか厚い雲も風に流され、夕焼けを堪能することが出来た。
次の日は4時に起床したが、雨模様のためご来光は諦め、5時15分に清澄寺へ向かって出発。降ったり止んだりの道中、霞か霧が時々視界を遮る。雲の中を走って居るのか、まるで霊鷲山か虚空にでも向かって居る様な錯覚を起こす程である。清澄寺に着いた頃には傘はなくとも良い程で、霧が消えれば祖師堂が目の当たりに浮かんでくる。
朝勤参列中、突然背中が寒くなり、風と共に小雨が祖師堂の中迄吹き込んできた。かつて別当をお務めになられた岡﨑英雄猊下が「お務めの後、法衣が重くなる」と何かに書いておられたが、私共も少し実感することができた気がした。下界では想像出来ない貴重な体験であった。
大聖人が初めてお題目をお唱えになられた旭が森には住職が代表で石段をのぼり、私共は下で合掌し、小雨の中バスに乗り込み清澄山を後にした。
皆様とお詣り出来た事の感激。元気であればこそ感謝の日々である。ただ此の頃、物忘れが多くなり年齢を実感する。9月4日は歌舞伎座の招待日であることを失念して居た事も「人間万事塞翁が馬」と。
此の度、団体参拝旅行に参加し、お陰さまで無事お詣りが出来たことは、仏様・御祖師様からご褒美を頂いた心境である。あえて申せば、より多くの信徒皆様とご一緒出来れば、尚楽しかったと。
2013年10月18日
楽しかった実験教室
参加者からの感想
「穴が深かった。ぶら下がったとき手が滑った。どきどきした。楽しかったからやってみたい(小1女子)」
「火山灰やほこりが1メートル積もるのには1万年かかるそうで、今回は4メートル掘ったので、触った土が4万年前をものだとわかりびっくりした。(小5女子)」
「中学生の自分にも簡単すぎず難しすぎず良かった。(中3男子)」
「次回は、今回掘った穴の続きで青色の土も見てみたい(小5女子)」
「舌が一番敏感だからという理由で、土をなめるという体験をしました。おいしくはなかったです(保護者)」
などなど、たくさんの感想が寄せられました。
小森先生より
本納寺夏の実験教室はいかがでしたか?
今回はとにかく“孔(あな)を掘る”という企画でした。一見すると単純な作業でしたが、地球の中心に向かって4メートル12センチも孔を掘り、そこにあった地下水や数万年前の地層をみずから手にした経験はとても珍しいと思います。世界中を探してもそんな経験を持つ小中学生にはまず会えないはずです。みんなの良い思い出になってくれればうれしいです。
今回掘った孔は埋め戻さずに保護しておけることになりました。次のチャンスには、ぜひ皆さんで掘り進めてみたいですね。目標は 6m!もしかすると関東ローム層(赤土)とは違う地層に到達するかもしれません。また,その時は地中温度の特長を使った温暖化対策の話や、地震・火山の災 害の話にも触れてみようと思います。
2013年10月1日
25年お会式行事のご案内
10月17日(木)午後6時開式(無料)
宗祖日蓮大聖人第732遠忌御報恩法要
奉納公演 「こども達からのサウンドメッセージ」 こどもの城児童合唱団
指導・指揮 吉村温子氏/演奏 林あづさ氏
今年のお会式奉納公演は、こどもの城児童合唱団をお迎えします。一度聴いたら誰もが笑顔になる元気いっぱいの合唱団です。
会場が本堂のため今回は30名体制でお願いしました。親しみのある曲を中心に、歌って踊って、見る人も参加できる楽しいステージになることでしょう。
本納寺書道展のお知らせ
10月17日(金)・18日(土) 10時~16時
お会式に併せて写経会および子供・大人書道教室のみなさんの作品を展示いたします。
ぜひご覧ください。
2013年9月12日
「地層を掘ってみて、それを見る」
夏休みが始まって間もない7月26日、本納寺で子供科学実験教室が開かれました。境内の隅に穴を掘り、土の変化を観察するという実験に、小学生6名、中学生3名が取り組みました。
「上を見上げるとどこまで見える?・・・空まで!・・・横は展望台に上ればずいぶん先まで見えるよね。じゃ、下はどこまで見たことがあるかな?」という先生の問いに「そういえば地面の下ってそんなに見たことがないな」と気づく子供達。外に出て、ワインオープナーを大きくしたような器具で掘り進み、40センチごとに樋に取り出します。急いで温度を測り色をチェックし手触りも確認します。猛暑の中、そうやって2時間かけて4メートル掘りました。途中地下水にも行き当たり、子供達はもちろん見学の大人も大興奮!
当初は、お向かいの大鳥神社でも掘らせていただいて、土の違いを調べる予定でしたが、本納寺の境内を掘っただけで残念ながら時間切れとなってしまいました。(大鳥神社の宮司様もお子さんと一緒に参加してくれました。) それでも、50センチごとの土のサンプルをお土産にもらって、充実の四時間(盛り上がって予定を一時間オーバー)となりました。最後のまとめの時間に、最初の予想と実際の観察結果を比べました。
2013年8月21日
「For Kids 9」
第9弾です。
ご感想をお待ちしております。myo-eizan@honoji.or.jp
KAORI (2013-08-25)
私はファンタジーが好きなので、今回はファンタジックな作品で気に入りました。
2013年8月3日
2013年7月18日
前向きな、熱気ある国カンボジアを後にして、ベトナム・ハノイへ。
1970年ベトナムは戦火の中でした。北ベトナムと、米国が軍事介入した南ベトナムとの戦争は、1975年、たくさんの被害・犠牲者を出しながらもベトナム国民自らの力で米軍を追い出し終戦をむかえ、ベトナムは統一されました。しかし、戦後40年経った現在でもその傷跡は深く残っています。
今回は首都ハノイ近郊にあるベトナム最古、仏教発祥の霊跡「仏跡寺」を訪問しました。ご本堂と観音堂で法味言上したあと、御住職ティエン法師にお話を伺いました。
「ベトナム王国は仏教国です。戦後、人々の心のよりどころである仏教寺院が見るも無惨な姿のまま放置されていていました。現在でもまだそのままになっているところがあります。そんな中、NPO法人「T・M良薬センター」が中心となって『日越仏教交流センター』が2004年、仏跡寺境内に建設されました。ベトナムと日本の仏教文化交流の拠点にしたいです」と説明してくれました。
この交流センターは、赤レンガ作りの落ち着いた建物で、建設時に寄贈されたものでしょう、日蓮宗の御曼荼羅が掲げてありました。現在はパソコン教室を開催したりして活用されているそうです(今回仏教支援としてパソコンを寄贈しました)。
境内の離れには孤児院もあり、学校帰りの子供たちを見かけました。みんな楽しく笑っていて、なんだかいい光景。施設に入ることができない孤児がたくさんいることを思うと、この施設にいる子供達は幸せな方なのでしょう。 ベトナム仏教はこれからもっと繁栄していくだろうと確信し、安心しつつ仏跡寺をあとにしました。
残りの日程では、ハノイ市街の一柱寺を参拝し、ホーチミン廟などを観光しました。文廟(孔子廟)では卒業式シーズンだったらしく、民族衣装アオザイを纏った女学生たちに遭遇。夜には水上人形劇を観たりもしてベトナムを満喫しました。
旅行中驚いたことは、この国には道路法規が無いのではと思うくらい、車がメチャクチャに走っていることでした。
毎朝フォーを食べ、そのほかの食事も充実していて満足でしたが、疲れからか、パクチーを食べ過ぎたのか、お腹の調子が。
そこだけが少し残念でしたが、たくさんの体験ができ、充実の研修旅行でした。<終>
2013年6月26日
NPO法人「T・M良薬センター」が支援するカンボジアの小学校の校長先生、サリンさんにお会いしました。
アンコールを巡っていたときにも見かけたのですが、カンボジアの児童はみんな楽しそうでした。今は日本でいう義務教育と同じで、みんな教育が受けられます。ただ児童の多いところでは、一度に児童を受け入れることができず、午前と午後の二部制になっているそうです。
サリン校長は私より若い方でした。
私が「若いのに校長先生なんてすごいですね」と言うと、「この国には年配の人はあまりいないのです」との答えが返ってきました。
私が小学校中学校のとき、「カンボジアの難民」のニュースを耳にしました。テレビには裸に布を巻いただけの人々が映っていました。サリン校長は、まさにそのタイ国境に追いやられた難民だったそうです。
当時カンボジアを支配していたポル・ポトは「腐ったリンゴは、箱ごと捨てなくてはならない」と唱え、政治的反対者を弾圧しました。戦慄すべき地獄がこの世に現出したごとく、わずか4年間で総人口800万足らずのこの小さな国で、200万から300万近くの人間が虐殺されました。実に6割以上が殺されたことになります。
生き残った人々の心には、永久に拭い去ることの出来ぬ悲しみと苦痛が刻み込まれています。サリンさんのご両親もこの時に殺されたそうです。
サリン校長は「私たち若者が頑張らないとこの国はダメになる」とおっしゃっていました。<つづく>
2013年6月2日
次の日、いよいよアンコール遺跡へ。
アンコール遺跡群は、現在のカンボジア王国の淵源となったクメール王朝の首都の跡で、この遺跡に特に大きく関わったとされるのはスールヤヴァルマン2世(1113-45年)とジャヤー ヴァルマン7世(1181-1201年)です。
スーリヤヴァルマン2世は特にアンコール・ワットの建設を行い、その死後30年ほど後に王に就いたとされるジャヤーヴァルマン7世はアンコール・トムの大部分を築いたとされています。
「アンコール」とは王都、「ワット」とは寺院を表す言葉で、アンコール遺跡群の中でも有数の大きさを誇る遺跡です。ここはヒンドゥー教の寺院で、中央祠堂にはヒンドゥー教の三大神のひとつヴィシュヌ神が祭られていました。 現代の我々が見ても巨大な建築物、昔の人はどうやってこの大きな石を積み上げたのでしょう。
壁面にはヒンドゥーを代表する「マハーバーラタ物語」を描いた、細かい美しい彫刻がされていて、人類の偉大さとその神秘さに魅了されました。
アンコール遺跡の中で最大なのは、アンコール・トムと呼ばれる城郭都市の遺跡で、バイヨン寺院や王宮などの複数の遺跡を内包しています。
東西南北に城門があって、東側には「勝利の門」と「死者の門」の二つがあります。
仏教徒であった7世王は、仏法によって国内の統治、平和を目指しバイヨンを創建しました。バイヨンは須弥山イメージして作られたといわれており、四面体観世音菩薩がいたるところにあって、このころから大乗仏教が影響していたことがうかがえました。
アンコール遺跡をめぐった後は、プレループという遺跡から夕日を眺め、翌早朝はアンコール・ワットから日の出を観賞。日々の慌ただしさを忘れる穏やかな時間の中で、ジャングルに沈む太陽とアンコール・ワットから昇る太陽に感動しました。<つづく>
2013年5月20日
先日、カンボジア・ベトナムに行って来ました。 カンボジアの小学校、ベトナムの日越仏教交流センターへの仏教支援のためです。
日蓮宗寺院が母体となるNPO法人「T・M良薬センター」にご協力いただき実現しました。
まずはベトナム・ハノイの空港を経由し、カンボジアシュムリアップ空港へ約七時間かけて到着。
バイクとトゥクトゥクがごったがえす交差点は、まさにアジアです。
夜の到着だったので、ホテルにチェックインする前に夕食になりました。はじめてのカンボジア料理、衛生的に大丈夫か心配しながら、おそるおそる口に入れましたが、ひじょうに素朴な味でおいしく頂けました。
そしてそのあとは、ガイドさんの誘いでカンボジアの結婚披露宴に参列することに。
カンボジアの披露宴は御祝$20で誰でも参加できるのです。七種の料理が食べ放題。カンボジアの音楽が流れ、みんなで輪になってカンボジアの踊りをしていて、私たちも「一緒に踊れ」と輪の中に引き込まれてしまいました。面白い体験でした。<つづく>
2013年5月2日
2013年3月5日