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Fリーグ開幕

2007年10月9日

フットサル日本代表 稲葉洸太郎選手 

 9月24日 稲葉洸太郎選手の応援のためフットサル観戦(代々木体育館)に行ってきました。彼は以前に寺報でも紹介いたしましたが、フットサル日本代表選手です。本納寺檀徒の稲葉基子さんのご長男、大久保鶴子さんのお孫さんです。
 9月初旬の中国遠征にも参加し、中国国際トーナメントで得点をあげるなど大活躍でした。また今年から発足したFリーグのバルドラール浦安に所属し、観戦した開幕戦(4対2で勝利)でも得点をあげてくれました。
 試合後に稲葉家の皆さんとお会いできました。これはその時の写真です。

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 美菜子さん、ご主人、弟の大二郎君です。お姉さんの美菜子さんは前日の23日に挙式したばかり、大二郎くんも中学時代サッカーで全国制覇をした逸材です。お母さんの基子さんは「息子が掲載されているプログラムを買ってくるから」と売店へ走ったためご不在です。本当に仲の良いご家族です。
 稲葉選手は昨年、私がコーチしている地元中学校にも特別コーチとして指導しにきてくれました。生徒たちは、間近でみる日本代表のプレーに驚き、ちょっと緊張していました。
 今夏にも来てくれる予定でしたが、稲葉選手の代表招集と重なってしまい、残念ながら実現できませんでした。
 さて、稲葉選手がすごいのはフットサルだけではありません。かなりのイケメンでファンからは浦安王子と呼ばれ、大人気。なんとアディダスの契約選手で、カタログ等のモデルもされています。
 決してお世辞ではなく、これからのフットサル日本代表を背負って立つ男と期待されている人物なのです。稲葉選手をみんなで応援しましょう!
オリジナルHP www.kotaro7.com

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プレシーズンマッチの試合模様

法燈継承記念法要厳修

2007年10月3日

秋彼岸法要

 このたびの秋彼岸法要は例年の懺法会(唱題行)ではなく、法燈継承記念として、当山先師法要ならびに各家先祖代々之精霊秋彼岸会法要が厳修致されました。
 法要には宗立熊谷学寮の副寮監・寮生にご出仕頂きました。堂内にすばらしい声明・読経の声が響きわたり「あの輪唱みたいな声明はなんですか?」「若い人の声は元気があって新鮮でした。」などの声が聞かれました。

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 法要後には、9月9日の法燈継承式に参列できなかった檀信徒の皆様に新旧住職よりあらためて挨拶があり、その後の納経式で、それぞれの願いをこめた法華経写経が納経されました。

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 今年は入りの日、2日目と30度を超しました。お線香に火をつける係だった私は汗だくで、お化粧も全部落ちてしまいました。。。
 それが・・・「暑さ寒さも彼岸まで」とは本当によく言ったものだと思います。お中日には爽やかな気温に落ち着きました。
 ちょうど入りの日から開花した白い曼珠沙華(お檀家のTさん撮影)や、ススキが境内の秋を盛り上げ、たくさんのお参りの方で賑わった一日でした。(Y)

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このたび住職が新しくなりました

2007年9月28日

法燈継承式厳修

 9月9日 法燈継承式が厳修され、このたび住職が新しくなりました。
 寺としては客殿落慶式以来10年ぶりの大式典で、大勢のお檀家さんで境内はぎっしり。
 午後一時、雑司が谷鬼子母神堂から本納寺へ向けて行列が出発しました。木遣りを先頭に天童、新住職、総代世話人、寺族が続きます。かわいいお稚児さん達のお陰で列の周りはカメラを構えた人や見物客でいっぱいでした。
 本堂では天童による献花・能楽師笛方寺井久八郎師による奉納演奏。そして開式。
 法要で前住職より新住職へ払子が渡されました。
 その後境内にて披露宴が催され檀信徒みんなで法燈継承を祝いました。

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参列の檀信徒より
 「信徒会館の方の席にいたのですが、大きいモニターがあってよく見えました。」(Iさん)
 「親戚の子の天童姿を見に来たのですが、あんまり可愛くて一緒にくっついて境内に入ってしまい、記念品を頂戴して帰るのを忘れてしまいました。」(Kさん) 後から記念品をお送りしました
 「めったにないことなので楽しみに参りました。木遣りもすばらしかったし、ご盛大な式で感激しました。」(Mさん)
 「私一人で参列したんですけど、こんな立派な式典で妻も連れてくればよかった。」(Sさん)
などいろいろな声を頂きました。ありがとうございました。

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法燈継承 第34世より第35世へ

2007年9月27日

新住職就任挨拶 平成19年9月9日

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 「こんなに大勢の方々に支えられていることに、感激し、深く感謝しておりますと同時にこれからの責任の重大さを痛感しております。

 大学卒業後、社会人を経て27才で仏門をくぐりました。在家出身で、何も知らず何もできない私を、檀信徒の皆様はあたたかく迎え入れてくださいました。ここ本納寺で修行し、檀信徒皆様とのふれあいを通じて、僧侶の持つ様々な役割を知り、荒行堂に入り修法師になることができました。また講習所を修了し声明師にもなることができました。ひとえにお世話になった各聖、檀信徒皆様に育てて頂いたおかげでございます。

 皆様ご存じの通り、本納寺の先代二人は学者です。しかしながら、私は学問向きではありません。もっぱら身体を動かすほうが性に合い、じっと机に向かうのは苦手です。

 現在、法務等の他、合間を縫って地元の中学校でサッカー部のコーチをしております。生徒たちがグランドで培ったものを将来に生かしてくれるだろうことを楽しみに、毎回一緒に走り回っております。私自身、この地域活動を通じて、雑司ヶ谷にも愛着が湧いて参りました。

 先代とはキャラクターが大きく違いますが、私なりに少ない智慧をしぼり、身体をつかって、足も使って頑張って参ります。

 先代には心おきなく研究に打ち込んでもらいたいと思います。

 若輩の身ではございますが、宗門発展の為、寺門興隆寺檀和合のため精進する所存でございます。今後とも尚一層の御指導を宜しくお願いいたします。本日は誠に有難う御座いました。」

(第35世 森部 達彦)

独学で「建設折り紙」教室開設

2007年8月28日

建設折り紙ー夏休みー

 よくお参りにみえるお檀家の桜井さん、そのたびに素敵なポップアップカード(と言うのかな)を下さいます。

 今回のテーマは「夏休み」

 カードを開くと中には真っ白な虫かご!そこに虫のモチーフが付いていて、中には葉っぱがあしらわれています。平面だったカードがみるみる立体的に。お聞きしたところ「建設折り紙」という本があって、10年以上前にこの本をもとに独学なさり今ではご自宅でお教室を開いていらっしゃるとのこと。個人的な趣味の域を超えていたので生徒さんがいらっしゃると伺って合点がいきました。頂くたびに感動し、しばらく玄関に飾っています。

 お参りの時にタイミングが合えばご覧いただけますので、ちらっと玄関を覗いてみて下さい!

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Sさんの「MY座椅子」

2007年8月7日

手作り正座台

長時間正座をする時に使う小さな台をご存じですか?

正座の姿勢のままお尻の下に台を置くと、台が体重を支えてくれるので、足が痺れることもなく楽なのです。しかも前から見たら普通に正座しているように見える!

籐でできた座面に折りたたみの脚が付いている物をよく見かけます。小さくたためて便利ですが、持ち運びには少々重いことと、脚の部分が弱く歪んでしまうことが欠点です。

先日お檀家のSさん(身延山久遠寺に何度も参詣し七面山にも何度も登り、行衣には御朱印がたくさん)が、寺に正座用台を二つ持ってきて下さいました。

6月の住職認証式の時、Sさんがバッグから取り出した「MY座椅子」が話題になったからです。これはSさんのお手製で、段ボールをぐるぐる巻いて小さいホールケーキ形にし、座面に綿を入れ表面をきれいな布でくるんだもの。軽くて丈夫です。

早速、信行会で使ってもらいました。小柄な方からは「もう少し台が低い方がいい」という声があがったり、「私には丁度良かった」「座面の綿が少なくてお尻が痛くなった」など、改良の余地はあるものの「足は格段に楽」と好評でした。

使いやすいように高さを変えたり、好きな柄の布を使ったりと、自分に合うように作れるのが手作りの良いところ。正座する機会のある方はお勧めですよ、Sさん正座台。

ちなみにサイズは直径18センチ、高さ10センチ(Sさん仕様)です。

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金魚が400匹

2007年8月3日

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 今月初めに境内の池に金魚が400匹追加されました。今回もお檀家のHさんから「金魚送りまーす」とご連絡を頂き、大量放流となったものです。 新入りたちは2、3日は池のそばに人が近づいただけでパッと逃げていましたが、今では、本堂の向こうまで探検に行ったり、人がのぞき込んでもその場を動かなかったりと、すっかり馴染んでいます。

 さすがに400匹いると、水面に朱色があちこちに見えてきれいです。

 この池には金魚の他に、フナ、メダカ、ドジョウ(エサが良いのか親指くらい太い)が生息しています。春先になると蛙が卵を産みに来て、その後オタマジャクシがうようよになり、今の時期は雨が降ると境内の石畳に5センチくらいに育った子ガエルがうずくまっていたりします。

 以前、サンダル履きで境内を走っていて、そうやってうずくまっていた蛙ちゃんに気付かず蹴っ飛ばしてしまったことがあります。裸足に蛙。ぐにゃ。ひー!!ごめんなさーい。(Y)

お盆—施餓鬼法要厳修

2007年7月25日

盂蘭盆行事レポート

 今年のお盆はちょうど台風でしたが、16日は晴れ、無事に施餓鬼法要が行われました。前日、前々日来寺を見合わせた方が多かったようで、この日にお参りが集中し境内が大勢の人で賑わいました。
 お盆入りの日の13日夕方は新盆会でした。当日ご参列の新盆を迎える各家には、ほうろくとおがらを差し上げました。

ここで参詣エピソードをいくつか

・お施餓鬼にいらしたKさん「新盆会で頂いたおがらが余っていたらもう一つ頂けますか?」
聞くと、お迎え火の時、ほうろくからはみだすのも構わず、全部炊いてしまったらしいのです。お寺に来て、はたと送り火があることに気付き「しまった!!」と思ったとのこと。 盛大なお迎え火はご先祖にもよく見えて良い目印になったことでしょう。

・お施餓鬼当日、奥様と境内で待ち合わせをなさっていたK氏。ダンディなおしゃれなおじさまです。あいにくうまく落ち合えず先にお参りしてお帰りになりました。しばらくして奥様登場。これまた美しくおしゃれなご婦人で、素敵なご夫婦だなあと印象に残りました。
 夜そんな話を寺でしていたら、誰かが「そういえばKさんはユ■クロのモデルをしたことがあるって聞いたことが・・・」と言いだしました。
 それを聞いた瞬間「あっ、あの写真かな、見たことある!そういえばあのお顔だ!」と大騒ぎに。
 身近にそんな方がいらしたことがわかり、なんだかウキウキです。(Y)

身延団参(認証式参列)レポート

2007年7月9日

住職認証式に参列して

 6月21日、池袋駅東口よりバスに乗り1泊2日の身延山団参に出発しました。

 認証式は22日早朝のため前日の出発になりました。

 心配していた雨も降らず、途中昼食に名物のほうとう鍋をフーフー言いながら美味しく頂きました。

 身延山久遠寺に到着すると、池原上人(以前本納寺で修行されていた)が待っていて、久遠寺の中を案内してくださいました。とてもユーモアのある方で楽しかったです。

 祖師堂にてご開帳。この時お経をあげてくださった若いお上人がご挨拶の時に「本納寺さんでは私の兄がこの春までお世話になっておりました。私は弟です」とおっしゃったので驚きました。「そう言われればお顔がにている」。

 このあとはロープウェイに乗り奥の院(日蓮聖人が遥佳に房州小湊の空を拝し、ご両親様を慕い思いを馳せた思親閣)へ。ここは半袖では寒いほどでした。あいにくモヤがかかって景色が見えなかったのが残念でした。

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 宿坊(端場坊)に泊まり、翌朝ほとんど眠れず四時に起床。窓を開けると「ホーホケキョ」とさわやかな鳴き声。五時に徒歩で久遠寺に向かいました。五時半から朝勤参列、そして祖師堂に移動して住職認証式が始まりました。今回の新住職は23名。62歳から22歳まで様々な年齢の方が認証を受けていました。

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 本納寺からは総勢21名の参列で、私にとってとても印象深いものとなりました。

 御真骨堂前での記念撮影を見ている時、一緒に行ったWさんが「こうやって並ぶと本納寺の住職が一番いい男ね」と言ったところ、近くにいた他のお寺の方が「うちの住職もいい男なんですよ」とおっしゃったので大笑いしました。

 次は日蓮聖人御廟所を参拝。日蓮聖人の「いづくにて死に候とも、墓をば身延の沢にせさせ候べく候」との御遺言に従って建立された日蓮聖人の廟墓です。

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 最後に本山小室山妙法寺(あじさい寺)へ。入り口の坂から境内、後ろの山の斜面全てが紫陽花紫陽花。折しも小雨が降ってきて、この季節ならではの美を堪能させてくれました。翌日から「あじさい祭」が始まるとのことでテントの準備などがされておりました。この時期はとても賑わうそうです。

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 ご開帳のあと、94歳になる貫首様と一緒に昼食を頂きました。貫首様は声にハリがあり食も良く、毎日卵の殻を粉末にして召し上がっているとのことでした。この地で取れた無農薬の野菜や柚子、米を使い健康を意識したメニューの美味しいお弁当でした。私たちも貫首様にあやかろうと、出された卵の殻や煮干しの粉をうどんに入れて食べてみたりしました。

 今までお寺のことは母(88歳)に任せきりでしたが、歩くのが困難になったために私も少し勉強させて頂きたく参加致しました。ありがとうございました。(雅子記)

6月22日 住職認証式

2007年7月7日

—住職認証式— 於身延山久遠寺

 このたびお陰様で身延山久遠寺で住職の認証書を拝受いたしました。 前日から認証を受ける者対象の講習会に出席。翌日朝5時半から朝勤のため、夜は21時半消灯だったのですが、全国から集まった新住職たちと知り合い、それぞれの近況や住職としてのこれからなど話しているうちに気付くと0時を過ぎていました。
 本納寺からは、総代をはじめとする21名の檀信徒の皆様が晴れの舞台に立ち会ってくださったこと、感謝しております。貴重な2日間でした。
 今後も変わらず御指導ください。見守ってください。よろしくお願い致します。

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サッカー部 夏期大会で3位

2007年6月24日

 私がコーチをしている地元中学校サッカー部が区の夏期大会で3位になった。
 豊島区は私立校が強く、上位はいつも彼らで占められている。それが今回、予選を3戦全勝し、決勝トーナメントを勝ち上がったのだ。
 でもうれしいのは、試合に勝ったことだけでない。
 難しい年頃で、恥ずかしさで声が出せない、自信がなくて言いたい事が言えない、言われないと動けない、走れない、何かあると人やもののせいにしてきた彼らが、試合を重ねるにつれお互いでコミュニケーションを深め、チームのために犠牲になり、気持ちを出して戦ったのだ。その成長していく姿が何よりもうれしかった。
 このような経験を経た彼らが大人になって、サッカーに限らずいろいろな方面で活躍してくれるだろうことが楽しみで仕方ない。
 すっかり動かなくなった身体(現役引退後?年)に鞭を打ち、アキレス腱痛に悩まされながら、週に何度かグランドを生徒達と走り回っています。「地元地域の為、生徒の為に少しでもお役に立てば」といいながら、好きなサッカーに関われて、私自身が一番楽しんでいます。コーチが来て弱くなったと言われないように今後も精進します。

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練習後の集合写真

本納寺春の団参 ご報告

2007年6月17日

北の三都と名湯そして美味の旅      富田 治夫

我々の飛行機は、前日に出来した全日空のコンピュータートラブルの余波を受け、少々遅れ気味で、しかし無事に離陸。わずか一時間十五分のフライトで、一年でも一番美しい季節という、北海道新千歳空港に到着しました。

 空港から道央道で一路札幌へ。まず旅行の始めに札幌の顕本願寺様を参拝。ご住職白部上人のご回向をいただき、今回の旅の無事を祈願。また、今は昔の北海道開教時代のこと、顕本寺開山時のお話をうかがいました。

 そこから昼食をとる小樽へは高速道で。この地に来なければ味わえないと評判の新鮮さを期待しつつ、小樽の寿司処、北の「日本橋」へ。華・技・心の食事に満足いたしました。小樽は、商都として栄華を極めた明治・大正・昭和の面影を残す町並みや建物が多く、一行は自由解散で思い思いに、小樽運河、北一硝子と散策を楽しみました。私は、「にしんは魚に非ずしてお米なり」と言われたほどの、当時の勢いが想像できる贅を尽くして建設された、にしん御殿「旧青山邸」北の美術豪邸を見学。今なお輝き続ける職人技に感激致しました。

 そして本日の宿泊地である定山渓グランドホテルへ。豊平川上流の渓谷地の緑豊かな山々に囲まれた温泉でゆっくり身体を癒したあと、本納寺・亮朝院・盛泰寺より参加の団参の全員が揃って大広間での宴会。本納寺総代高宮 正さんによる乾杯の音頭で開会。楽しく盛り上がりました。二次会はカラオケ、三次会では桐谷上人、松本上人を囲んでお酒を酌み交わし、和やかに話に花を咲かせました。

 二日目はどちらかといえば移動日。長万部かに市場で昼食をとり、洞爺湖と、まだ白い湯気の上る昭和新山をぐるり回遊しながら南下。途中、洞爺湖を一望できる展望台で休憩のときには、丘の上に来年Gエイトのサミット会場に選ばれたウィンザーホテルも見えました。ついで、新日本三景の一つの大沼国立公園へ。凛々しくそびえ立つ駒ヶ岳をバックに大小八十一もの島があり、すばらしい景観と穏やかな湖畔を貸し切り遊覧船で島巡り。しばし時を忘れるくらいに自然の豊かさを満喫しました。

 函館での宿泊地湯の川プリンスホテル渚亭は源泉100%の展望温泉露天風呂付き客室で、露天風呂から見える砂浜や目の前に広がる津軽海峡の雄大さは旅の醍醐味でした。夜は観光バスで、世界一ともいわれる函館山からの夜景鑑賞に出かけました。暗くて狭い山道を、バスの運転士さんは右へ左へ神業のごとくハンドルを回しながら標高334メートルの山頂へ。展望台からの眺めは幻想的な雰囲気、銀河のような輝きは美しすぎて、もしかして極楽はこのような所かなと忘れられない感動を胸に刻みました。

 三日目の朝は早めにホテルを出て、ロマンかおる函館観光へ。まず朝市を散策しながらそれぞれ留守宅へのお土産を買いました。異国情緒漂う独特の町並み、海が見通せる特徴を持った素晴らしい幾筋もの坂道、その道沿いや坂の上には、お寺、正教会、カトリック教会、中華会館、領事館などが数多く点在し、古き良き時代がそのまま今も息づいていました。ガイドさんの説明を聞きながら、その辺はかなりゆっくりと歩いて散策。そして、幕末の函館戦争の舞台となった、男達の壮絶な闘いの地「五稜郭」。高さ107メートルのタワー展望台からの眺望は迫力満点で、千人以上の死者を出したとは思われないほど、現在は緑豊かに静かな公園でした。

 最後に、見学は静かなトラピスチヌ修道院へ。日本最初の女子修道院で、現在七十名くらいの天使の聖母が日々聖務に励んでおられるそうです。説明を聞いていますと何か複雑に胸の詰まる思いで、日常にはない優しさを感じ、修道女さんが作られたお土産を買い足しました。

 この時期、梅雨のない北海道は素晴らしい青空と風のない暖かな天候に恵まれ、ガイドさんの知識豊かな説明は旅を一層楽しくしてくれて、あっという間の三日間でした。皆さん、たくさんのお土産、楽しかった想いと感動と共に東京行きの飛行機に乗りました。羽田到着後にもANA乗務員さんのあるちょっとした心温まる好意が旅の楽しい思い出を増幅させました。

 みなさん、いろいろお世話になりましてありがとうございました。

今年の団参にも楽しい<旅のしおり>をつくってくださった三井清二様、本寺報に紀行文をお寄せ下さった富田治夫様には、心より厚く御礼申し上げます。(住職)

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鳥越神社のお祭りに行ってきました

2007年6月14日

幻想的な鳥越祭

6月9日鳥越神社のお祭りに行ってきました。 

というのも、前日8日にお檀家の飯田さん(御神輿担ぎ45年、日本橋千仙会長)がお参りにみえた時「三社祭は今年でしたっけ?」と伺ったところ 普段の物静かな感じが一変し、顔を崩しながら「もう終わったよ。明日は鳥越」というお返事。詳しく聞いてみると明日から鳥越神社の夜祭りで、それはそれはきれい(ハイテンションで説明をうける)らしい。夜の御神輿を見たことがなかった私たちは出かけてみることにしたわけです。

さて9日夕方、現地に着くと飯田さんが、粋な半纏姿で出迎えて下さいました。お祭りの雰囲気を味わおうくらいに思って行ったのですが、飯田さんが半纏を貸してくださり、思いがけず「柳北」のお神輿を担ぐ事になりました。素人考えで「肩が痛いのでは」と心配しつつ担ぎ始め、五分くらいで交代になりました。いやいや、肩も痛いけどそれよりも、上下にずっとスクワットしている状態なので膝にくるのです!御神輿は膝!

みんな威勢よく楽しそうに担いでいるけれど、意外と大変です。

夜の街に灯の入った御神輿が揺れて連なって、幻想的なお祭りでした。

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9月9日に法灯継承式

2007年5月4日

天童行列(お稚児さん)出仕者募集

—法灯継承式に天童行列を行います—
 このたび本納寺は新住職になります

 9月9日の式典において、年齢三歳から九歳位までのお子さんのご出仕をお願いします。
 天童は、お稚児さんとも呼ばれますが、選ばれた仏さまのお使いとして神聖な行事を祝い、花を添えます。男児、女児が美しく着飾りお化粧も施し、行列してご宝前に献華します。
 天童に出仕の子供さんは、古来健康で智恵良く発達し元気に成長すると信ぜられ、昔は神社やお寺の行事にはよく行列が見られたものですが、近年のように少子化傾向が進んでからはごく珍しい催しとなりました。
 本納寺としても天童行列は客殿の落慶式以来十年ぶりのこととなります。当日は法明寺鬼子母神堂より本納寺までの間を行列いたします。
 是非、お子さん、お孫さん、多数のご出仕をお待ち申し上げます。

一、出仕料は、一人八千円(衣装・化粧代・奉納)です。お弁当とおみやげ付きです
一、当日ご用意頂くものは、着物または浴衣、兵児帯、白足袋、草履です。
  少しですが歩きますので、足元は靴(その場合は靴下)でも構いません。
一、三十名に達し次第締め切らせて頂きます。
お申し込みに関する詳細は次号にてお知らせいたします。

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春の本納寺団参 ご案内

2007年4月1日

—5/28(月)~30(水)の二泊三日— “麦秋の北海道を心ゆくまで味わおう”
参加者募集中

団参(団体参拝)として親しまれていますが、毎年春本納寺では、お檀家の皆様が気軽に参加できて、伝統ある仏教の歴史と文化の真の素晴らしさに直接ふれていただく機会として、各地の古寺や名刹の参拝を中心に、かつ観光名所も楽しめるグループでの親睦旅行を企画しています。
さて今年は、新緑にまぶしい、麦秋のひろがる北の大地〃北海道〃を訪れることにいたしました。一般の価格競争でつくられるだけのパック旅行ではけっして味わえない、充実した内容とコースになっています。観光や集合の時間にも十分余裕をもたせ、皆さんの体調にも配慮した、安全で安心できる旅行と心がけています。お一人でも、ご家族、ご友人とご一緒でもご参加いただけます。
なお、この団参は例年の通り、新宿区早稲田亮朝院さん(成原要潤住職)、豊島区南池袋盛泰寺さん(松本和道住職)と三か寺の共催にて実施いたします。

日程

<一日目>羽田空港-新千歳空港-札幌顕本寺(参拝)(全日空9:00出発) -小樽市内で昼食 北一硝子三号館-小樽運河-定山渓グランドホテル(宿泊)
<二日目>ホテル-長万部かに市場-大沼森林公園-函館五稜郭公園-函館山展望台-湯の川プリンスホテル渚亭(宿泊)
<三日目>ホテル-函館朝市-BAYはこだて-函館ハリストス正教会-立待岬-市内観光-トラピスチヌ修道院-函館空港-羽田空港(全日空4784便)

○日程 平成19年5月28日(月)-30日(水) 二泊三日
○集合 5月28日(月)午前8時 羽田空港第二ターミナル(全日空)
○解散 5月30日(水)午後6時30分解散予定 羽田空港到着ロビー
○費用 8万円(参拝開帳料・往復航空運賃・バス・宿泊・食事・保険・観光入場料等、旅行費用のすべてを含む)
○定員 40名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
○申込  本納寺(3971-4384)へ、まず電話でご予約ください。参加ご予約の方に、改めて、くわしい「旅行案内」をお送りいたします。

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