三味線のリフォーム
2009年1月1日
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
三味線のリフォーム
十年ほど前、本納寺客殿を新築するため片づけをしていたところ、物置から三味線が出てきました。バラバラに分解されているし、まだ使えるのかどうかもわからなかったので、お檀家の三味線にお詳しい松本文子さんにご相談することになりました。松本さんは、こちらの頼みを快くお引き受け下さり、修理に出して、お稽古の時に使って下さっているとのこと。
というのも松本文子さんは端唄小唄の青葉流初代家元。ご結婚後の35歳から千本流の三味線を始め、1998年にはご自分の流派「青葉流」を興されました。お名前は青葉雪二三(ゆきふみ)さんです。この秋には、青葉流家元を二代目青葉二三花(ふみはな)さんに譲られました。
先日、ご法事で来寺された際に、その三味線を持ってきて下さいました。一口に三味線といっても、竿の太さやコマの位置、撥の種類も様々で、本納寺にあった三味線は長唄用のものだそうです。胴掛は、あつらえないとできないような珍しいものだそうですから、歴代住職の中に三味線好きがいたのかもしれません。
時代を超えて再び日の目を見た三味線、活用して頂けてありがたいことです。
元旦の今日、境内の梅が一輪だけ花開きました。何かいい兆しでしょうか。
皆様にとっても本年が良い年でありますように。