Sさんの「MY座椅子」
2007年8月7日
手作り正座台
長時間正座をする時に使う小さな台をご存じですか?
正座の姿勢のままお尻の下に台を置くと、台が体重を支えてくれるので、足が痺れることもなく楽なのです。しかも前から見たら普通に正座しているように見える!
籐でできた座面に折りたたみの脚が付いている物をよく見かけます。小さくたためて便利ですが、持ち運びには少々重いことと、脚の部分が弱く歪んでしまうことが欠点です。
先日お檀家のSさん(身延山久遠寺に何度も参詣し七面山にも何度も登り、行衣には御朱印がたくさん)が、寺に正座用台を二つ持ってきて下さいました。
6月の住職認証式の時、Sさんがバッグから取り出した「MY座椅子」が話題になったからです。これはSさんのお手製で、段ボールをぐるぐる巻いて小さいホールケーキ形にし、座面に綿を入れ表面をきれいな布でくるんだもの。軽くて丈夫です。
早速、信行会で使ってもらいました。小柄な方からは「もう少し台が低い方がいい」という声があがったり、「私には丁度良かった」「座面の綿が少なくてお尻が痛くなった」など、改良の余地はあるものの「足は格段に楽」と好評でした。
使いやすいように高さを変えたり、好きな柄の布を使ったりと、自分に合うように作れるのが手作りの良いところ。正座する機会のある方はお勧めですよ、Sさん正座台。
ちなみにサイズは直径18センチ、高さ10センチ(Sさん仕様)です。