オリジナル絵の具
2016年9月6日
「美術と地学(地球科学)」子供科学実験教室レポート
◎ 絵の具が自分で作れて嬉しかった(5年女子)
◎ 石を割るところから自分でやってみたかった(2年男子)
◎ 作った絵の具で絵を描いたのが楽しかった(4年男子)
◎ 思ったよりちゃんとした絵の具ができて驚きました(保護者)
今年の本納寺子供科学実験教室は「美術と地学(地球科学)のコラボ」という新鮮な切り口。小学生13人が参加してくれました。
石の成り立ちや、壁画の画像などを見て、説明を聞いたあと、まずは市販の絵の具を顕微鏡で観察。 小さいツブツブからできていることを見ました。
ここで先生から「絵の具がなかったらなにで色を作る?」と質問が。
子供達は「血」「わら」「何か色のあるものをつぶす」など思い思いの考えを出します。
なにを細かくしていけばいいかなー?
土!石!
ということで、多摩川で拾ってきたという赤みや青みがかった石を先生がハンマーで砕き、子供たちがそれを乳鉢でひたすらすりつぶし細かくしていきました。
沖縄国頭マージ、赤色チャートなど専門用語も飛び交う本格的な実験です。 できあがった粉にアートノリを混ぜると絵の具が完成! ほのかな緑、こげ茶、きれいな黄色など、きつくない優しい色ができあがり、 早速自分たちで作った絵の具で絵を描きました。 お土産に「家でも同じ実験ができるように」と、さまざまな色の石や、石を砕くときに使う保護メガネ、乳鉢をもらって、みんな元気に解散しました。低学年の子供たちも3時間楽しく頑張りました!
毎回、興味深い内容で、大人の見学者も多い子供科学実験教室。来年も楽しみです。