萬客萬来 落語教室 in本納寺 三遊亭萬橘
2024年10月30日
2024年10月30日
2024年9月7日
2024年6月5日
写経会再開いたします
先日再開された信行会に続き、しばらく休会中であった写経会を再開いたします。当山の写経会は毎月第三日曜日に開催されておりましたが、再開後は一旦以前のような月例ではなく、お彼岸、盂蘭盆、お会式などの行事のない月に開催いたします。
写経会の後半では仲崇霖先生による写経用筆・結構の講座があります。また写経会終了後、まだお時間のある希望者には、書道教室を開催いたします。
予約は必要ありません。どうぞお気軽にお越しください。
記
第209回写経会(再開第一回目)
日時 7月21日 10時開始
内容 写経・用筆結構講座
会費 1,000円
※11時30分閉会予定
以降 書道教室30分 (別途書道教室参加費はありません。書道教室からの参加不可)
信行会再開しました
4月28日 13時より第431回信行会が開催されました。当日はご本堂にて唱題行が厳修され、引き続き金沢妙圓寺住職 吉田知弘師による「終活とは安心して快く生きるための準備です」の講話がありました。
今後は一旦以前のような月例ではなく、お彼岸、盂蘭盆、お会式などの行事のない月に開催する予定です。
久しぶりの信行会
コロナ禍で長らく休会となっていた信行会がようやく再開され、その第一回目に参加させて頂きました。数年ぶりの信行会で最初は少し戸惑うところもありましたが、浄心行、正唱行、深信行と進むうちに以前と変わらぬ心地よい落ち着きを味わうことができ、良い時間を過ごさせて頂きました。
予期せぬウィルスの襲来によって色々なことが様変わりする中、こうしてまた同じ修行を続けられる有り難さを思うと共に、ただ端座して呼吸を味わうことの快さを改めて感じました。
続いての吉田知弘師による終活の講話も大変興味深く伺いました。私はこうした話題を何となく避けたまま母を看取り、果たして母の意向に沿う見送りができたのかと迷うことが今でも多々あります。やがて来る臨終に備えた意思表示は本人の心の整理だけでなく、あとの者の悔いや迷いを減らすためにも必要な準備だと感じました。
コロナ禍は私達に生きるということの本質を問い直す機会を与えたように思います。今こそ、より良く生きるための知恵の一つとしてポジティブに終活を考えるべき時なのかも知れません。
諸々制約の多い中で信行会を再開して頂きありがとうございました。次回もまたぜひ参加させて頂きたいと思います。(参加者N)
2024年4月11日
2024年1月18日
2023年8月14日
2023年7月29日
2023年5月30日
台湾法鼓山来寺
台湾法鼓山の釈果暉(洪鴻榮)師御一行(中華仏学研究所)が来寺。僧侶三師・御信者八名が御参拝されました。
釈果暉師は以前、立正大学の留学生でした。本納寺前のアパートに住み、毎朝の勤行にもお出でになり、修行にご精進されていました。信行会にも参加されていたので、ご存知の檀信徒もいらっしゃると思います。
この日は住職が一読したのち、釈果暉師御導師の元、ご法要を厳修しました。
その際、以前、法鼓山創立者の聖厳法師(1930-2009)が、当山客殿落慶のお祝いにご奉納くださった掛け軸をご披露したところ、法鼓山御信者からは“おー”と、どよめきがあがり、大変喜んでくださいました。
また洪さんと住職は昔の話で盛り上がり久しぶりの再会をお互いに楽しみました。
御一行は御本堂参拝のあと、先代を訪れ、お帰りになりました。
※法鼓山創立者の聖厳法師(1930-2009)は、先代と親交があり、客殿完成の時にたくさんの信者さんと共においで下さいました。
2023年3月24日
東日本大震災 第十三回忌慰霊法要
小野正遠
あの東日本大震災から12年が経ち、今年、物故者の諸霊は第13回忌を迎える。私達は令和5年2月27日、28日の二日間にわたり、大津波の被害を受けた各所を巡って、御回向をさせていただいた。
毎年この時期に宮城県石巻市を訪れるようになったきっかけは、2011年3月11日、同市に住む本納寺の檀徒のお宅が、津波にのまれて流されたことだった。幸い死を免れた檀徒一家は、避難生活を送りながらも、元々建設土木業を営んでいるため、町の復興を志し、東奔西走していた。本納寺の住職は地震発生直後から随時、現地の檀徒と安否の連絡をとっていた。そして2012年2月、物故者の1周忌供養のために、住職と有志一行は石巻を訪れ、全校児童の7割にあたる74名が犠牲になった大川小学校や、北上総合支所、日和山、門脇小学校などでご遺族と共に、法要を行った。
時間はかかるが確実に復興が進んでいる、と感じるのは、慰霊訪問の度に風景が変わるからだ。川に突き刺さっていた橋や船がなくなり、建物の残骸が撤去され、仮住まいの避難住宅が沢山設置された。川沿いの土手や道が再生され、南三陸の港には新しい広大なコンビナートが出現した。失われた商店街は高台に形を変えて再建されたし、新しい橋も開通した。
新しい公園や建造物が増える一方で、大川小学校は3・11から時が止まったままだ。現在は立ち入り禁止が解けて、校舎の中庭まで入れる。海底のように暗く、静かな、朽ちた教室からは、今にも悲痛な叫び声が聞こえてくるようだ。今回は有志僧侶5人で、学校に向かって祭壇を整え、供養を修したが、養生テープで固定した仏具が次々と倒れるほどの突風が吹き荒れ、蛇腹の経本がバラバラっと一直線に校舎の方に吸い込まれていったりした。
檀徒一家が経営する会社の協力を得ながら一行は、火葬が間に合わず、多くの犠牲者の遺体を一時的に土葬していた桜観音や、凄まじい津波に襲われたことを後世に伝えるために、歪んだ鉄骨がそのまま保存されている志津川防災センターなど、6カ所において第13回忌追善法要を行った。
一行が宿泊した南三陸ホテル観洋は、震災発生当時、避難所として開放された、海にせり出した由緒ある大きなホテルである。28日の朝6時頃に大浴場から朝日が拝めるというので、急いで露天風呂に向かった。私が浴場に入った時は、ちょうど東雲に茜色のグラデーションが、視界いっぱいの水平線上に拡がっていた。次の瞬間、とろりと軟らかそうな太陽がゆっくりと顔を出して、三陸沖の向こう側から黄金の線がこちらに向かってまっすぐに伸びてきて、手元を照らした。海面に目を凝らすと、日の光線は海の鼓動に明滅を繰り返す、小さな光の粒の集まりであった。この日の出を、美しい海を、物故者の諸霊も宿泊客と同じように、どこかで見ているだろうか。私は朝日に向かって合掌し、小さな声でお題目を唱えた。
東日本大震災 第十三回忌
2023年2月25日
2023年1月30日
2022年11月10日
2022年10月4日
2022年9月5日
このたび安門優氏が主宰する「本納寺de 句会」が当山で開催されたことは本当に感慨深いものがあります。昔からここ本納寺・雑司が谷では俳句・狂歌等の句会が開かれていたという歴史があります。これからまた本納寺を拠点に歴史がつづき、いつしか新たな句碑が建立されることを楽しみにしています。
主宰者 安門優より
本納寺の門を入るとその右手に草木に抱かれた句碑があります。作者大須賀乙字はここ本納寺で開かれていた句会に参加していました。そして乙字の仲間達が彼の七回忌にゆかりの本納寺境内に建てた句碑です。
木揺れなき 夜の一時や 霜の聲
乙字は明治時代の俳句界に正岡子規の双璧河東碧梧桐と共に新傾向俳句を提唱しました。
新傾向俳句は現在自由律俳句としてなお多くの俳人を輩出しています。
その自由律俳句は季語や五七五にこだわらず、短詩型文学としてその詩性を大切に詠みます。
安門優の拙句 句集「すべて時のなか」より
いつかわたしがわたしをおいとま
さよならだからぎゅっとしてばいばい
生きていて墨をする
多くの方にこの短詩型文学が愛されることを願うばかりです。
本納寺ご檀家の皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
本納寺有縁皆様に感謝を込めて
安門優
1958年に千葉県南房総市にて生まれる
2008年~2009年 自由律俳句結社「海紅」
2009年~2010年 自由律俳句結社「層雲」
2010年~現在 自由律俳句結社「ぎんなん」に所属
口語俳句しらゆり句会、自由律俳句「青穂」にも参加
「本納寺de句会」 問い合わせ先: amonyu15@jcom.zaq.ne.jp