5月26日〜27日 遠州団参
2008年6月10日
遠州団参
初夏の遠州・浜名湖の旅 山崎ヨシ子
前日の雨もすっかり晴れ上がり、今年も団参にお供が叶いました。心うきうきしながらバスの待つ池袋へ着くと、早い方が何人かバスに乗っていました。他のお寺からご参加の皆様と一年ぶりの再会です。
バスは浜松へ向かって走り出しました。途中、前方に富士山が見えるかと思いきや雲に邪魔されたようで残念。
浜松近くになると航空自衛隊基地から飛び立つ飛行機の格好良さ。時が経ったからこそそう思われますが、昔は頭を抱えて防空壕です。
最初の目的地の玄妙寺さんに到着しました。日蓮宗の由緒寺院だそうです。本堂に上り祖師像のお姿を拝す両手に思わず力が入ってしまいました。
立派な昼食の後は日蓮宗別格本山妙立寺さんに向かいました。高い階段をゆっくりと登り本堂に入りました。お経と一緒に大きな太鼓を皆で叩かせて頂き、心のもやもやをたたき出したようです。ここは今川氏徳川氏共に祈願寺だそうです。またトヨタ自動車の創立者の墓もあるそうです。
バスは浜名湖をぐるぐると周りながら今夜の宿に着きました。五階の部屋からは海と違って荒々しさもなく静かな浜名湖が一望でき窓辺にゆったりと腰を下ろして遠くのロープウェイに目を向けました。
夕食はお酒の飲めない私は専ら食べることに専念しました。食後に久しぶりのカラオケのひとときを過ごした後、温泉にゆっくりとつかり、朝まで目も覚めずに身体を休めました。目が覚めると昨日以上のいい天気で、朝食前に皆で温泉に。
舘山寺ロープウェイで大草山展望台に行った後、庭園のきれいな龍潭寺で堂内鶯張りの廊下を踏み甚五郎の彫刻を見て、本堂裏の庭園の石組みによる枯瀧を見てきました。
うなぎパイ工場を見学して昼食はうなぎを頂き、そのあと可睡斎へ。海運出世大黒殿や僧堂(座禅堂)を修行僧の案内で見学しました。一畳の狭い畳の上で一日の生活をするそうです。可睡斎の大東司「トイレ」日本一だそうです。最後にゆり園へ行きました。
三万坪の中に百五十余の品種が競演しております。まだ見頃には少し早いようでしたが、ゆりの絨毯もあり、かすかな匂の中一時間ほど歩き二日間の旅の終わりとなりました。
帰りのバスは皆様ゆっくりとお休みのようでした。
二日間、主人の介護も忘れ自分の時間を過ごすことができました。