立正安国論奉進750年報恩法要参列
2009年6月16日
総本山 身延山団参
春の団参に参加して 渡辺詞男
平成21年6月2日から3日の1泊2日で春の本納寺団体参拝に行ってきました。私は二年前に本納寺庫裏改修の設計を行ったのがきっかけで、去年から団参に参加するようになりました。職業柄、古建築を見るのが好きなので、色々なお寺を参拝できる団参を楽しみにしていましたが、今回はうっかり申し込みを忘れ、直前に滑り込みでお願いをして何とか参加することができました。
今年は「総本山身延山の旅」ということで、身延山久遠寺にて立正安国論奉進750年報恩法要に参列しました。法要は東京都西部宗務所主催で行われ、1,000人以上が集まるとても盛大なものでした。途中、森部住職を先頭に、真っ白な修法衣を着た僧侶が本堂内を行堂した後、散華(華葩)が舞い、木剣がリズミカルに鳴らされました。このように華やかで動きのある法要に参列するのは私にとって初めての経験で、1時間半もの間、生命感のようなエネルギーを感じながら見入ってしまいました。
初日に訪れた久遠寺には駐車場から斜行エレベータが設置され、2日目に訪れた武田神社、善光寺、恵林寺、ハーブ庭園は平地にあったため上り下りが比較的少なく、移動がとても楽でした。それでも年配の方にとっては少しの階段も大変そうでしたが、住職をはじめとする若手(?)が手を貸したりして気遣うことで、みんなが楽しく観光を楽しむことができました。
今年の団参では法要や元気な年配の方々からのパワーに圧倒されつつも、元気をもらって帰ってきました。帰りのバスで池袋に到着し、みんなと別れた後に団参を振り返ると、温泉に入った後のビールと料理がとても美味しかったのを思い出し、来年もまた参加したいと思いました。