再開しました 子供科学実験教室
2024年11月8日
子供科学実験教室再開
ご報告が遅くなりましたが、今夏コロナで休止していた子供科学実験教室が再開いたしました。
普段は出来ないことを体験し、発見や工夫をしてもらいたいと考えています。
参加してくれた皆さんが一所懸命とりくんでくれましたー
2024年11月8日
子供科学実験教室再開
ご報告が遅くなりましたが、今夏コロナで休止していた子供科学実験教室が再開いたしました。
普段は出来ないことを体験し、発見や工夫をしてもらいたいと考えています。
参加してくれた皆さんが一所懸命とりくんでくれましたー
2019年9月7日
子供科学実験教室report
蒸し暑い33度の7月29日、恒例の子供科学実験教室が開かれました。
今年のテーマは「二感で学ぶ山の地形とその生い立ち」です。
猛暑の中、1年生から5年生までの10人が集まりました。
みんな、テーブルに置いてある赤青のフィルムを貼った3D眼鏡が気になって仕方ありません。早速、先生がモニターに映し出す地形を見てみましょう。デコボコ立体的に見えてきます。3Dプリンターで印刷した地形の模型を触り、この地形がどうやってできたのか、ハワイやフィリピンの火山のマグマが流れる映像で確認。そのあとの実験は、石膏、洗濯糊、重曹を混ぜてマグマが噴き出す様子の再現です。段ボールに空けた穴からクリーム状のものが、もわーっと出てきて広がる様子は、まさにマグマ!
材料に砂を混ぜたり、水分量を変えたりしてバリエーションをつけ、乾燥させれば、夏休みの自由研究に使えそうです。
ココアや練乳を使った陥没カルデラをつくる実験もありました。陥没カルデラのできる仕組みの説明を聞いてからでしたが、実際に目の前で見ると「なるほど」と一発で理解できます。
砂に爆竹を埋めてはじけさせ、爆裂火口をつくる実験もしました。順番に爆竹に火を付けて、さっと逃げる!怖いのが楽しくて、みんな何度も火を付けては走る、走る。
はやぶさ2号がリュウグウのサンプル採取に成功したニュースを見たあとは、衝突クレーターをつくる実験のため、各自針金ハンガーを加工してパチンコをつくりました。外に出て、まずは紙の弾を飛ばす練習から。本堂の屋根の上まで飛ばす子も出てきたところで、砂に向かって思いきり撃ったら、勢いよく穴が空き立派なクレーターができました。
見学の保護者も知らなかったことがいっぱいの充実した内容で、あっという間の3時間でした。
2019年6月19日
夏休み自由課題の宿題に最適
“「二感で学ぶ山の地形とその生い立ち」”
外に出かけると、私たちはいろいろな「地形」に出会います。頑張って遠くまで行くと大きな山も目にするはずです。そして、その山の中にもいろいろな地形があります。今年の夏の理科実験教室は「二感で学ぶ山の地形とその生い立ち」と題して、いろいろなタイプの地形を目と指で確かめて、その背後に隠された自然の歴史まで考えてみましょう。この教室に参加すると、今まで気づかなかった「その土地の歴史」が見えるようになるかもしれません。
記
日 時:令和元年7月29日(月曜日)10時00分から13時00分まで
場 所:本納寺信徒室
対 象:小学1年生〜6年生 (中学生・付き添いの方の見学可)
定 員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
会 費:500円(軽昼食付)
持ち物:筆記用具
参加ご希望の方は、本納寺(03-3971-4384)まで、お電話にてお申し込みください。
お名前、学年、参加人数をお知らせください。
講師紹介
小森次郎(こもりじろう)1969年練馬区生まれ。地学系の学科を卒業後、ダムや発電所の建設前に行う地質調査の会社(地質コンサルタント)で働く。その後、大学の実験助手、大学院生、小学生理科実験教室講師、大学非常勤講師、ブータン王国への国際協力派遣(JICA専門家)。現在は帝京平成大学で自然環境、地学、博物館学の科目を教えてます.ツイッター「jirokomori」.
2018年12月1日
2018年11月16日
「爆 発」子供科学実験教室
アップするのがだいぶ遅くなりましたが、子供科学実験教室レポートです。
今年も子供科学実験教室が開かれました。
例年より男子の参加が多かったのは、今年のテーマが「爆発」だったから?
室内での実験のため、先生はアクリル板で作った箱を用意して、安全第一で進めていきました。「これで火事になったら本当に本納寺の変になっちゃう」なんて冗談を言いながら。
トレイに吹き付けたエタノールに火を付けるところから始まり、エタノールをアルミ缶に入れて蓋をして火を付ける、スチールたわしに火を付けて燃え方を見るなど、段階を踏んで行きます。休憩時間にはポップコーンメーカーで作ったポップコーンを食べたりも。
その後は、小麦粉を爆発させる粉塵爆発で盛り上がり(どうやったら小麦粉に火がつくか散々みんなで考えました)、最後は一人ずつ「水を少し入れた空き缶を熱して、逆さに水につけると音を立てて潰れる」実験をしました。
まとめで、2014年の御嶽山噴火の動画を見て、これが今日やった水蒸気爆発と同じものだったこと、2018年の白根山噴火は、さっき食べたポップコーンと同じ原理の噴火だったことを学びました。
初めて間近で見る爆発に大興奮!最後の方は低学年の子たちには難しい話になってしまったところもありましたが、3時間半、みんなよく頑張りました。
2018年7月4日
夏休み自由課題の宿題に最適
“爆 発”
今年の科学教室ではドカーンと、派手な現象をテーマにします。
それは、、、爆発!
世の中で起きているいろんな爆発現象を、目の前でわざと発生させてみましょう。
記
日 時:平成30年7月30日(木曜日) 9時から12時まで
場 所:本納寺信徒室
対 象:小学1年生〜6年生 (中学生・付き添いの方の見学可)
定 員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
会 費:500円(軽昼食付)
持ち物:筆記用具
参加ご希望の方は、本納寺(03-3971-4384)まで、お電話にてお申し込みください。
お名前、学年、参加人数をお知らせください。
講師紹介
小森次郎(こもりじろう)1969年練馬区生まれ。地学系の学科を卒業後、ダムや発電所の建設前に行う地質調査の会社(地質コンサルタント)で働く。その後、大学の実験助手、大学院生、小学生理科実験教室講師、大学非常勤講師、ブータン王国への国際協力派遣(JICA専門家)。現在は帝京平成大学で自然環境、地学、博物館学の科目を教えてます.ツイッター「jirokomori」.
2017年9月25日
=参加者から=
「太陽と地球の距離が思ったよりも遠かったのでびっくりしました。ボールや米粒を使って、太陽と地球の距離を見られたので、とても分かりやすかったです。あと、地球の歴史の中で、人間達の歴史がとても短かったのが意外でした」(六年生)
「身体尺を見つけるのが楽しかったです。もうちょっと、時間を短くして欲しかったです。最後にパンとジュースが貰えて嬉しかったです」(四年生)
「太陽系の惑星の距離感が、実感できてよかったです。太陽、地球、月の大きさを、今までちゃんと考えたことがなかったのに、太陽を直径50㎝にした場合、地球がごはん一粒を丸めた4㎜で、月がたらこ一粒の1㎜っていうのは、もう一生忘れないって思いました!地球と月って近いんだなぁーってしみじみ思いました」(保護者)
「時間の流れを長さに例えるのが、とてもわかりやすかったです。ピンとこなかったものが、納得できた感じです。あと、子供の身体のあちこちを測ってみたくなりました。とても楽しかったです!また、日にちが合えば、参加したいです」(保護者)
2017年9月8日
夏休み子供科学実験教室
夏休み子供科学実験教室7月27日、小学生10名の参加で本納寺科学実験教室が開かれました。
まず、歩幅を使って日本地図を書いた伊能忠敬の例を聞いてから、身体尺を学び、各自の両手をいっぱいに開いた長さ「尋(ひろ)」を測りました。ほぼ身長と同じ長さです。参加者全員の尋を合わせると、約15mになりました。
それから自分の身体で1m、50㎝、15㎝、5㎜、1㎜などの部分を見つけるために隣の人と測りっこしたり、自分の爪の厚みを測ったり。これを知っていると、測る道具を持っていなくても大体の長さが分かってとても便利です。
ここから話は宇宙へ飛びます。「太陽と月と地球って、どのくらいの大きさだと思う?」みんな見当がつかなくて困惑・・・。
「この赤い直径50㎝のボールを太陽とすると、地球はご飯一粒、月はタラコ一粒の大きさなんだよ」太陽、巨大。月って意外と小さいね。「では、どのくらい離れているかわかるかな?」またもや困惑・・・。
「太陽と地球は46m、地球と月は13㎝」えー、月、近い。
というわけで、みんなで境内に出て太陽ボールから46mを測ってみることにしました。どうやって?そう、さっき測ったみんなの尋で!
境内の灯籠あたりに太陽を置き、両手を広げて横一列に並びます。それをまっすぐ三回繰り返したら、墓地の塀に突き当たりました。そこに地球、そして月。自分たちで測ると、距離感がよくわかります。
そのあと、地球誕生からの46億年を460㎝のメジャーに置き換えて「陸地ができたのはこの辺」植物の誕生はこの辺」「人類の誕生はこの辺」と、印を置いていきました。そうすると、人類が誕生したのなんてほんの最近のことで、みんなびっくり。
時間と距離を感じたところで趣向を変えて工作です。みんなの生まれた日の天気を印刷した紙を切って、小さいボールに貼ったら、自分の生まれた日の地球ができあがりました。
途中、先生のお話が難しくなって、見学の大人のほうが身を乗り出して聞いていた場面もありましたが、3時間、みんな集中してがんばりました。最後に先生からの一言「どんどん成長している皆さん、身体尺も変わるから、ときどき測り直してね」。
2017年7月4日
夏休み自由課題の宿題に最適
「この世の大きさと古さを考えてみよう」
この夏は空間と時間がテーマです。「空」ってどれくらい大きいの?宇宙や地球の「歴史」ってどれくらい長いの?をズバッと理解できる模型を参加者みんなで作ります。
最後には参加者の特別な日をテーマにした工作もあります。
詳しくは、、、7月27日まで秘密です^_^
記
日 時:平成29年7月27日(木曜日) 10時から13時まで
場 所:本納寺信徒室
対 象:小学1年生〜6年生 (中学生・付き添いの方の見学可)
定 員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
会 費:500円(軽昼食付)
持ち物:筆記用具
参加ご希望の方は、本納寺(03-3971-4384)まで、お電話にてお申し込みください。
お名前、学年、参加人数をお知らせください。
講師紹介
小森次郎(こもりじろう)1969年練馬区生まれ。地学系の学科を卒業後、ダムや発電所の建設前に行う地質調査の会社(地質コンサルタント)で働く。その後、大学の実験助手、大学院生、小学生理科実験教室講師、大学非常勤講師、ブータン王国への国際協力派遣(JICA専門家)。現在は帝京平成大学で自然環境、地学、博物館学の科目を教えてます.ツイッター「jirokomori」.
2016年9月19日
「美術と地学(地球科学)」子供科学実験教室レポート2
○三田一雄先生より
実験教室はいかがでしたか。普段は出来ないことを体験し、発見や工夫をしてもらいたいと思っていました。参加してくれた皆さんが一所懸命とりくんでくれたので、予想以上に良いものになったと思います。絵は大切にしてくれると嬉しいです。段取りが上手く行かなかったことはごめんなさい。また皆さんとお会いすることを楽しみにしております。
○小森次郎先生より
今年の夏休み子供科学実験教室のテーマは「岩絵の具」でした。子供たち自身の手で石や泥から絵の具を作り、最後には絵を描くというものです。参加された皆さん、お楽しみいただけましたでしょうか。乳鉢を使ってグリグリと石をすりつぶす感触や、石器時代の壁画を残した古代人の気持ちを「感じ」たり、完成した絵の具と原石の色が違うことや、自然の石から派手な色はなかなか作れないということなどを「知って」もらえたならば私たちもうれしいです。
今回の絵の具の材料の他にも世の中には様々な石があります。さらに石だけではなく生物からも絵の具は作られます。そのような材料を使ってこれからも絵の具作りを試してみてはどうでしょうか。その時は、完成した絵の具の色合いの他に、潰す時の手応えや匂い、乳鉢の汚れ方など、なぜそうなったのかという疑問を抱いてもらい、その理由を調べてもらえれば、それこそ美術と科学のコラボになるはずです。ぜひぜひ挑戦を!
2016年9月6日
「美術と地学(地球科学)」子供科学実験教室レポート
◎ 絵の具が自分で作れて嬉しかった(5年女子)
◎ 石を割るところから自分でやってみたかった(2年男子)
◎ 作った絵の具で絵を描いたのが楽しかった(4年男子)
◎ 思ったよりちゃんとした絵の具ができて驚きました(保護者)
今年の本納寺子供科学実験教室は「美術と地学(地球科学)のコラボ」という新鮮な切り口。小学生13人が参加してくれました。
石の成り立ちや、壁画の画像などを見て、説明を聞いたあと、まずは市販の絵の具を顕微鏡で観察。 小さいツブツブからできていることを見ました。
ここで先生から「絵の具がなかったらなにで色を作る?」と質問が。
子供達は「血」「わら」「何か色のあるものをつぶす」など思い思いの考えを出します。
なにを細かくしていけばいいかなー?
土!石!
ということで、多摩川で拾ってきたという赤みや青みがかった石を先生がハンマーで砕き、子供たちがそれを乳鉢でひたすらすりつぶし細かくしていきました。
沖縄国頭マージ、赤色チャートなど専門用語も飛び交う本格的な実験です。 できあがった粉にアートノリを混ぜると絵の具が完成! ほのかな緑、こげ茶、きれいな黄色など、きつくない優しい色ができあがり、 早速自分たちで作った絵の具で絵を描きました。 お土産に「家でも同じ実験ができるように」と、さまざまな色の石や、石を砕くときに使う保護メガネ、乳鉢をもらって、みんな元気に解散しました。低学年の子供たちも3時間楽しく頑張りました!
毎回、興味深い内容で、大人の見学者も多い子供科学実験教室。来年も楽しみです。
2016年6月23日
夏休み自由課題の宿題に最適
夏休み子供科学実験教室開催
この夏の実験教室は、美術と地学(地球科学)のコラボレーションです。この二つの分野、普通に考えると関連性は薄そうですが、「水彩絵の具」というテーマで実験をすることで双方のつながりが見えてくるはずです。
当日は、みなさんが日頃使っているチューブの絵具を詳しく観察した後、意外な材料から参加者オリジナルの絵具を作り、最後にはそれらを使って絵を描いてみたいと思います。芸術家と科学者になる3時間。ぜひご参加ください!
記
日 時:平成28年7月28日(木曜日) 10時00分から13時00分まで
場 所:本納寺信徒室
対 象:小学1年生〜6年生 (中学生・付き添いの方の見学可)
定 員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
会 費:500円(軽昼食付)
持ち物:筆記用具
参加ご希望の方は、本納寺(03-3971-4384)まで、お電話にてお申し込みください。
お名前、学年、参加人数をお知らせください。
講師紹介
三田一雄(みた かずお)1969年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部美術学科・彫刻コース卒業後、さらに日本大学芸術学部美術学科・芸術研究所彫刻専攻終了。現在、日本大学高等学校・中学校 美術教員として勤務。1997年の「ギャラリー21+葉・東京」から、「富士銀行ストリートギャラリー・東京」や「富士火災アートスペース・関西空港/東京本社ビル」、「大黒屋現代アート展・那須塩原市」、「アートフラグメント・東京」他、数々の個展を開催している。
小森次郎(こもりじろう)1969年練馬区生まれ。地学系の学科を卒業後、ダムや発電所の建設前に行う地質調査の会社(地質コンサルタント)で働く。その後、大学の実験助手、大学院生、小学生理科実験教室講師、大学非常勤講師、ブータン王国への国際協力派遣(JICA専門家)。現在は帝京平成大学で自然環境、地学、博物館学の科目を教えてます.ツイッター「jirokomori」.
2015年11月2日
参加の子供達の感想
「いろんな所の温度を測るのは普段やらないことだったので面白かった。家でもやってみたい(中1)」
「初めてグラフを書けて良かったです(小3)」「私が測ったところが一番気温が高くて嬉しかったです(小5)」
「狭い部屋に入ったとき、最初は温度がいっぱい上がったけど最後は増えなかったので驚いた(小5)」
「いい自由研究になると思いました。楽しかったです!(小6)」など。
小森先生より
今年の実験教室の企画は、本納寺のすみずみで気温を測るものでした。「この時季の本堂の黒い屋根なら40度を超えるだろうな」、一方軒下なんかは冷たい温度が測れるだろう」、この二つが6月に企画した時の予想でした。
しかし、夏休み後半は冷夏になって当日も曇天。これでは温度差は出ない!ちょっと戸惑いました。
それでも、思い思いの場所に散らばってくれたこども観測隊は屋根裏で32.0度を、1階の大ツボの下で24.7度を見つけてきてくれました。皆さんさすがです。また、縁の下や地下室があまり涼しくない、という意外な結果も手にしました。何についても実際に自分で測りデータを手にする、という事は面白いし、大切なことだと思います。是非これからも「独自のデータ」をいろいろな局面で獲得して行きましょう!
2015年10月19日
27年科学実験教室
夏休みも終わりに近づいた8月24日、恒例の子供科学実験教室が開かれました。参加した子どもは9名。今年のテーマは「測ろう」です。
本納寺の建物の中や外で、どこの気温が高くどこが低いかを予想し、実際に温度計を持って測って回りました。3階の屋根裏倉庫や、大きな壺の中、靴箱の奥、本堂の屋根の上、縁の下、車の中・・・。「ここが涼しいんじゃない?」とキッチンに入ってみたり、本棚の本の隙間に手を入れて確認してみたり、各自考えて測定した結果を持ち寄って発表し合いまとめました。
後半は、温度の実験をいろいろ。三畳ほどの狭い部屋に子ども9人、大人4人で入り、30秒ごとに室温を計測。初めは0.5度ずつ上昇していきましたが、5分以降は横ばいに。7分半後、汗だくで小部屋から出て来た皆さん、「わー、廊下がこんなに涼しいなんて!」。室内は30度以上になっていたようです。
次は「氷に塩をある割合で混ぜると-20度に下がる」と先生からのお話を聞き実際に大きいボールにジュースと一緒に入れてみました。これはしばらく様子を見ることにして次の実験へ。
無水エタノールにドライアイスを入れ、ブクブクしているところに赤いプチトマトを投入。あっという間にトマトの色が抜けて黄色くなり、かちかちの石のようになったのです。見学の大人も興味津々で、手近にあった葉を入れて試していました。
今回「温度」をテーマにした講師の小森先生と北山先生ですが、終わりにこんなお話をしてくれました。「人間は生きているだけで熱を発していることがわかったでしょう。車やエアコンの室外機もそう。地球上で生きていく1人として、こういうことも地球の環境問題に関係していることに気付いてもらえたら嬉しいです」。
最後に先程の、塩と氷で短時間に凍ったアイスをみんなで食べて解散となりました。
毎年「先生のお話がわかりやすい」「なかなかできない体験をさせてくれる」「自由研究にぴったり」と大好評の子供科学実験教室。来年もお楽しみに!(Y)
2014年9月3日
地下世界の不思議を探れ!
7月25日、今年も本納寺で子供科学実験教室が開かれました。小学生13名、中学生1名が、気温35℃の中、土の温度や質感を観察するという実験に取り組みました。
まずはお向かいの大鳥神社で掘らせていただいたのですが、1メートルちょっとのところで固い層?石?根っこ?につきあたり、断念。
気を取り直し、本納寺の境内に去年掘って残しておいた4.1メートルの穴からさらに堀り進めることにしました。こちらは順調に5メートルまで到達し、地中の温度や手触りなどのすばらしいデータを採取することができました。最後のまとめの時間には、最初の予想と実際の観察結果を比べ、サンプルの土をお土産にもらって解散となりました。
参加者からは
「深くなって行くごとに土がパラパラからネチョネチョになっていくのが面白かった」「学校でやらないことなので貴重な体験ができた」「大鳥神社で何にぶつかったのか気になる」「本当に地下水が出てびっくりした」など、感想が届きました。
小森先生より
今年も強烈な暑さでしたが、みなさんの頑張りで地層を掘ることができましたね。あの後、掘った穴に1メートルごとの精密な温度計を設置しました。これで、好きな時に地温を測定できる仕組みが完成しました。このような地温のデータは、全国・全世界で見ても意外に少ないものです。興味がある人は地温をチェックしにお寺に行ってみましょう。
北山先生より
地面の下をのぞき見ると、途中でこれ以上掘れないところに遭遇したり、地下水が出てきたりと不思議な世界が広がっています。都会でもこんなに素晴らしい貴重な自然体験ができる、そのことをもっと多くの人と共有したい、そう思える楽しい一日でした。