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カテゴリー「第4回 本納寺科学実験教室」の記事

第4回 本納寺科学実験教室

2011年10月24日

"サンゴや星砂を見てみよう"

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今年の子供科学実験教室(8月26日)は、東京大学理学系研究科で珊瑚の研究をなさっている中村修子先生に来て頂きました。
珊瑚は植物ではなく動物!という驚きのお話から始まって、珊瑚は自分では動かないけれど、共生藻(きょうせいそう)という藻に住処を提供するかわりに栄養をもらって生きていること、珊瑚の色はその共生藻の色だということなど、初めて聞く内容に、参加した小学生15名も興味津々。
先生が持ってきて下さった珊瑚や星砂の実物を虫眼鏡で拡大してスケッチしたり、顕微鏡で見たりして観察しました。
最近は地球温暖化で海水の温度が上がり、珊瑚から共生藻が出ていって珊瑚が白くなってしまう「白化現象」が問題になっています。他にも海水汚染などで珊瑚礁は危機に瀕しているそうです。
後半は、身近な炭酸水を見て二酸化炭素を意識したあと、海に溶け込んだ二酸化炭素がカルシウムとくっついて炭酸カルシウムになり珊瑚という形になったというお話を聞きました。二酸化炭素は大気中から海に溶け込み、諸々の死骸が海底に積もり積もって長い年月を経て石灰岩になります。その後、海底プレートに取り込まれ、これまた長い年月を掛けて火山の噴火で大気中に出る、こうやって、二酸化炭素は地球をぐるぐる循環して、人間もその一部なのだそうです。
みんなお土産に星砂を分けてもらって大喜び。なかなか聞く機会のないお話の連続に見学の保護者も「大変勉強になった」と大好評でした。

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